十人十色の雪桜（２）

事件発生（リクエスト） ページ20

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今日は1日かけて雑誌の撮影と取材をこなした。

取材中も撮影中も、待機中も、誰かしらはふざけてはみんなが笑ってた。


今だって、今日はこれしか仕事がないから時間に余裕があるせいか、誰も帰る準備を急がずに騒いでる(笑)





kj「あれ、誰かしろちゃん見てません？」


fk「え？あぁ、そういえば居ないね」

iw「さっきライターさんとスタジオ出ていくの見たけど、なんか用事？」


kj「いや、今日はしろちゃんの家にお邪魔させてもらう予定やから一緒に帰るねん」





康二の言葉にラウールや目黒を筆頭にメンバーがズルイと文句を言って、また控室が賑やかになる。


俺はたまに行くから。騒ぎませんが(笑)



それからしばらくして。





dt「......遅くない？」





何が、誰が、とは言わなかったけど全員が思ってたみたい。


すぐに探しに行こう、ということになった。
でも万が一ここに帰ってきたら入れ違いになっちゃうから。





mg「俺ここに残ります。戻ってくるかもしれないし」


ab「俺も残るよ。ラウールも一緒に残ろうか」

ru「え、でもっ、」


fk「ダメ。何が起きてるか分からないから。危ないよ」





拗ねてるラウールを目黒と阿部に任せて、俺らはAを探しに出た。


とりあえずスタジオに戻って、照が見たっていうライターさんを探ことに。



でも、





iw「.........いない、」


nb「まじか、そんな話し込むことある？」

sk「てか此処で話せば良くない？なんで出て行ったの、」





スタジオの入り口で6人が固まって険しい顔してたら、注目も集めるわけで。

スタッフさんの1人が話しかけにきた。





＊「どうされました？」


fk「あーえと、うちの結城見てません？」


＊「美麗ちゃんと出て行ったきり見てないな...」





スタッフさんはキョロキョロと辺りを見渡して人が近くにいないことを確認すると、


ここだけの話、と俺らに顔を寄せてきた。




その話を聞いた途端、メンバーの殆どがスタジオを飛び出して行った。





dt「......居場所に心当たりはありますか」


＊「そうだな、この時間で人気がないのは...」





ありがとうございます！と頭を下げ、俺も走り出した。

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