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お待たせ〜と厨房に戻り、事務デスクに向かう。
大「おはなしってなあに？」
『うん、あのね？さっきだいすけが言った通り、今お店に三宅健さんが来てるの』
大「けんくん！」
『うん。それでね、三宅さんはたくさんの人が知ってるすごい人でしょ？でも、今日はお仕事がお休みなんだって』
うんうん、と真剣な顔で聞いてくれている2人。
『たくさんの人が知ってるから、三宅さんがここにいるよ〜って分かっちゃったら、三宅さん大変になるのは分かる？』
照「…ふつーのおきゃくさまといっしょにすればいいってこと？」
『おー、そういうこと。だいすけ、大丈夫？』
大「けんくん…おしゃべり、だめなの？」
シュン…としただいすけも、一応内容は伝わったらしい。
でも、好きな芸能人を前にして普通にするって確かに難しいよね…
だいすけの頭を撫でながら、どうしようか考えていると、
辰「Aちゃん、けんくっ…あ…みやけさん、がよんでる」
『？ ありがと。……2人も行く？』
大「いいの！」
『静かにね、』
だいすけを落ち着かせるように抱き上げて、厨房を出た。
『すみません、お待たせしちゃって。』
健「あ、もしかしてその子が「けんくん！」の子？(笑)」
『えっ、あぁ…やっぱり聞こえてましたか…』
健「なに、俺のこと好きなの？」
大「………っ」
いざ本人を目の前にすると恥ずかしいのか、ギュッとしがみついてきて全然顔をあげない。……耳は真っ赤っかだけど(笑)
その様子を見て、三宅さんは面白そうに笑った。
健「あははっ、……あ、料理美味しかったです。ごちそうさまでした」
『お口に合って良かったです』
健「よかったら、何か機会があった時に紹介してもいいですか？」
『えっ⁉』
健「いや、こどもたちのこともあるし、厳しかったら良いんですけど。素敵なお店なんで。俺、気に入りました」
そんな有難いお話なかなか無いと思うし、このお店を作ったおじいちゃんやおばあちゃんには最高の恩返しだろうけど…
健「それに、俺から発信すれば、その子も含め子供たちも少しは緊張せずに済むでしょ」
しばらくは大変な思いさせちゃうかもしれないけど、俺のファンはみんないい子ちゃんばっかだから。
自信満々に言い切る三宅さんに、隣の岡田さんが吹き出した。
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まりも(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。リクエストなんですが、翔太くんと涼太くんがお店に来る前の家でのお話が見たいです！これからも更新頑張ってください！ (2020年10月10日 15時) (
レス) id: 2607901ad6 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませていただいています！更新、楽しみにしています！！ (2020年9月29日 23時) (レス) id: 2467065cee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年9月18日 15時
