十人十色の雪桜（１）

強がり ページ5

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とあるインタビューで。



――メンバーで一番強がりなのは？



ab「Aじゃない？」

fk「昔からあいつは強がりだったよね」


ab「あれ覚えてる？初めて滝沢歌舞伎にAが出た時のさ、稽古場での事件」

fk「覚えてる覚えてる！ゆきの逆襲(笑)」



――それ、すごく気になりますね(笑)



fk「いやー、あいつ今でこそ実力認められて人気者だけど、昔はJr.の中でも結構反感持ってるやつは多くて」


ab「しかも劇団上がりで特に和の動きは完璧だったから。多分、嫉妬もあったと思うんだよね」




ーーー

ーー

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滝「今年、稽古に参加してもらう関西jr.の結城A。Jr.歴は…ふっかたちと同じかな？」


『はい。よろしくお願いします』


滝「うん、彼女の動きは勉強になると思うから、滝沢歌舞伎のキャリアとか関係なく聞くべきことは聞くように」




初参加のJr.をこうして滝沢くんがみんなに紹介することは、なくはないけど多くはない。


しかも、出演者ではないのに稽古に参加するJr.は初めてで。

だからみんな、必然的に意識してた。


…まあ、女ってこともあったし。




『あの、扇子はもっと力抜いて持った方がいい…と思います』


fk「あ、ほんと？ありがとう」

ab「まだ慣れないの？同期だし、ふっかも俺も敬語やめてって言ってるのに」


『だって、年上だし…』





俺と阿部は関わりあったし、他の4人も、

人によっては一悶着はありつつも、割と普通に受け入れてた。


だから、
SnowManとAが一緒に居ることが多かった。


それに加えて滝沢くんが積極的にアドバイスを求めることもあったし、


それらが拍車をかけちゃったのかもしれない。


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