EP.14-2 ページ48
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扉が閉まる音がして、溜息を吐きながら振り返るRAMU。
緑「…なに」
紫「んー？RAMUちゃんが話してないことあるんじゃないかなぁ〜と思ってね」
緑「……」
数秒、無言でLONEを見つめていたRAMUは、徐にパソコンデスクの引き出しを開けてA4サイズの封筒を取り出した。
紫「なにこれ、……真都の情報？」
緑「そう。本名、村上真都ラウール。母親は日本人で父親はベネズエラ人」
紫「は、ベネズエラ？どこそれ」
緑「南米の国だね。で、父親はベネズエラ大使館の役職持ち官僚様。若くしてだい出世した、期待のエースみたいだね」
紫「ほぇー…すごい人の息子なんだな…」
よくもまあ調べられたもんだ、と感心していたLONEは、表情が硬いままのブレインの様子に遅れて気が付く。
紫「何か問題でも？」
緑「情報自体はなにもない。裏も取ったしね。……ただ、」
紫「ん？」
緑「この情報をもらった時から、俺たちが襲われ始めた」
なるほどね、口の中で呟いたLONEはパラパラと情報に目を通すと、資料を封筒に戻してRAMUに手渡した。
紫「それで？これは誰からの情報なわけ？」
緑「………」
紫「……ま、目星はついてるけどね」
緑「……なんで、」
紫「昨日、1人の情報屋が死んだ。この界隈では結構有名な人でね。それだけの情報を集められるのは、この辺じゃその人だけだ」
そして、その情報屋と繋がりがある人がメンバーの中にいる。そのことをLONEは抜かりなく把握していた。
紫「……まあ、RAMUが気にするのも分かるけどね？物は試しっていうし。これも何かのきっかけになるかもじゃん」
そう言ったLONEは、戸惑うRAMUを他所に「しゅーごーう！！」と目一杯の声を張り上げた。
黄「うるさいんだけど」
桃「なぁーんでやぁんすかー！」
黒「ANNIEも。答えなくていいっすから」
白「……俺もいいのかな、」
全員が揃ったところで、誰からともなく「何の話？」と呼び出した本人に問いかける声が上がった。
LONEは自分から話そうとはせず、RAMUの方をみた。
緑「えー…俺が話すの？」
橙「なになに？何話してくれるん？」
青「うるさ、話辛いだろ」
緑「さんきゅ。…で、話っていうのは、俺らの情報が流れてるんじゃないかってことなんだけど」
赤「わざわざ集めたってことは、犯人の炙り出しかな？」
TENDERの発した「犯人」の言葉に、部屋の空気がピンッと張った気がした。
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aya(プロフ) - eighterなのでパッチ懐かしくなりました！！世界観とかすごいです！続きも気になります、、 (2020年9月19日 18時) (
レス) id: 21fa8df380 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - (名前)vividさん» 普段おちゃらけてる人が真剣な話をしているところが好きなんです(笑) 今後もパッチさん出てくる、…かも？乞うご期待！ (2020年8月31日 12時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)vivid(プロフ) - ここに来てGUMの言葉深いわぁ。元々のパッチのメンバーとの繋がりもまた嬉し（≧∇≦） (2020年8月16日 6時) (レス) id: 99ce633299 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - さっちいさん» ご指摘ありがとうございます！他にも誤字脱字等もあるかもしれませんが、ぜひ作品を楽しんでいただければと思います…！(^^;) (2020年8月9日 22時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
さっちい(プロフ) - コメント失礼します。設定の阿部ちゃんの所、 常にラムネを持ち歩いてお里 となっていますが、 持ち歩いており の間違いだと思います！ (2020年8月9日 21時) (レス) id: 9ffff271c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年7月11日 18時
