EP.12-1 危険な秘密 ページ37
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最近、身の回りが物騒すぎやしないだろうか。LONEは2階のバルコニーで煙草を蒸しながらそんなことを考えていた。
1週間前、ANNIEとMALTが仕事場で奇襲に遭った。
5日前は、情報収集に出ていたCRAYが襲われた。
3日前は、懇意にしていた情報屋が殺された。――これは偶然か。
そして今日、クラブが襲われた。
幸い、メンバーは返り討ちにしていて大怪我をした奴はいない。
紫「同業、だろうなぁ…」
仕事中に顔を隠さないが故に、逆恨みに遭うことも無いわけじゃない。でも、大抵は一度俺らに負けた奴ら。命惜しさに手は出せないことが多いのだ。
しかし、今回は違う。全員が身に覚えのない、相当な手慣れの輩から襲われているらしい。……どうしたもんか。
そんな時だった。
緑「LONE、ちょっといい？」
RAMUが彼のことを呼びに来たのは。
急かされるようにして階下のホールに駆け下りれば、部屋の中央で座り込み、CRAYの腕の中でぐったりしている真都。そして出口に向かおうとして、GHANAに羽交い締めにされてるDOGがいた。
紫「……なに、この状況。……てかTENDERは？」
青「っ、」
黄「待てDOG。まずは何があったか説明しろ」
ホール内を見渡してメンバーの不足に気付いたLONEの言葉に、DOGは過剰に反応して暴れだす。
しかしGHANAには敵わず、やがて大人しくなった。
青「…買い出しの帰りを狙われた。…ここの路地に入る所で待ち伏せされて。多分、同業。真都が真っ先に襲われた」
紫「！！ 怪我は…？」
白「だ、大丈夫…っ」
桃「真都は気が動転してるだけだと思う。問題は、」
何とか踏みとどまっているとはいえ今にも駆け出しそうなDOGを、揶揄うことなく心配そうに見遣るANNIE。
仲間、――特に大切な誰かを想う気持ちは自分も一緒だから。
そこだけは揶揄っちゃいけないことくらい、弁えている。
紫「DOG、情報」
青「っ数は3、全員が腰に伸縮棒、1人は素手で構えてたけど、後の2人はわかんない。懐の膨らみからしてあれは拳銃だと思う」
早口で捲し立てるように情報を共有し終えるのとほぼ同時。クラブの扉が、大きな音を立てて開かれた。
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aya(プロフ) - eighterなのでパッチ懐かしくなりました！！世界観とかすごいです！続きも気になります、、 (2020年9月19日 18時) (
レス) id: 21fa8df380 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - (名前)vividさん» 普段おちゃらけてる人が真剣な話をしているところが好きなんです(笑) 今後もパッチさん出てくる、…かも？乞うご期待！ (2020年8月31日 12時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)vivid(プロフ) - ここに来てGUMの言葉深いわぁ。元々のパッチのメンバーとの繋がりもまた嬉し（≧∇≦） (2020年8月16日 6時) (レス) id: 99ce633299 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - さっちいさん» ご指摘ありがとうございます！他にも誤字脱字等もあるかもしれませんが、ぜひ作品を楽しんでいただければと思います…！(^^;) (2020年8月9日 22時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
さっちい(プロフ) - コメント失礼します。設定の阿部ちゃんの所、 常にラムネを持ち歩いてお里 となっていますが、 持ち歩いており の間違いだと思います！ (2020年8月9日 21時) (レス) id: 9ffff271c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年7月11日 18時
