EP.6-3 ページ19
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自己紹介の後は全員で食事を共にすることになり、真都は指示を受けながら机を移動させた。
桃「みんなで食べるの久しぶりじゃない？」
黄「そうか？」
緑「そうだよ。みんな寝坊助なんだから」
青「俺らは寝ることに命かけてっから」
紫「そんなことに命かけないでもらえる？」
軽快すぎるほどポンポンと交わされる会話について行けず、真都は黙って言われた席に座っていた。
赤「…どうぞ」
白「あっ、あの…手伝いましょうか？」
赤「ふふ、ありがとう。じゃあ一緒に運んでくれる？」
会話に夢中で、というかそもそも動く気がないのか、忙しなく働くのはTENDERのみだった。居た堪れなくなった真都は立ち上がり、彼の背中を追いかける。
断られなかったことが嬉しくて、少し気分が上がった。
黄「じゃあ手を合わせて、」
GHANAの掛け声で、さながら幼稚園のような元気一杯の挨拶がなされ、真都は肩を跳ねさせる。遅れて「…いただきます」と小さく言葉を添えると、箸を手に取った。
桃「あ。そういえばさ、真都がここで暮らすルールとかないの？」
白「ルール…」
紫「そうだなぁ…まず第一は、この建物から出ないことだな」
赤「あと、開店中は下に降りてきちゃいけないよ」
紫「それ大事」
その後、誰かが決めたわけでもなく、1人１つルールを口にしていく。
・この建物から出ないこと
・CLUBの開店中は上の階にいること
・少しでも何かを思い出したら話すこと
・仕事に干渉しないこと
といった真剣なルールもありながら、
・敬語禁止
・俺のものに触るな
・一日一回俺に構うこと
・毎朝俺を起こすこと
緑「……いや待て。特に下2人。それはただの願望だろ」
橙「なんでなぁん！最近みんなが俺に冷たくしてんのがあかんねんで⁉」
黒「寝坊助呼ばわりは気に食わない」
緑「2人とも自業自得のくせに」
2人は真都にとって年上のはずなのだが、キャンキャンと吠えたてる様子に何だか微笑ましい気分になった。
白「……ふふっ、」
橙「あぁ！笑った！」
白「なんか…可愛いなぁ、って…」
黒「……バカにしてる？」
してないしてない！と手を振る真都の顔に笑みが溢れたことに、誰も表には出さないが、全員が密かに安堵していた。
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aya(プロフ) - eighterなのでパッチ懐かしくなりました！！世界観とかすごいです！続きも気になります、、 (2020年9月19日 18時) (
レス) id: 21fa8df380 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - (名前)vividさん» 普段おちゃらけてる人が真剣な話をしているところが好きなんです(笑) 今後もパッチさん出てくる、…かも？乞うご期待！ (2020年8月31日 12時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)vivid(プロフ) - ここに来てGUMの言葉深いわぁ。元々のパッチのメンバーとの繋がりもまた嬉し（≧∇≦） (2020年8月16日 6時) (レス) id: 99ce633299 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - さっちいさん» ご指摘ありがとうございます！他にも誤字脱字等もあるかもしれませんが、ぜひ作品を楽しんでいただければと思います…！(^^;) (2020年8月9日 22時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
さっちい(プロフ) - コメント失礼します。設定の阿部ちゃんの所、 常にラムネを持ち歩いてお里 となっていますが、 持ち歩いており の間違いだと思います！ (2020年8月9日 21時) (レス) id: 9ffff271c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年7月11日 18時
