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お店までは徒歩で5分くらい。ゆっくり歩いても10分はかからない。
男性――もとい、亀梨さんとお話をしながら歩いていく。
りょうたとれんは、あの場所で少し柄の悪い学生に囲まれていたらしい。……半獣ってだけで虐められてたんだって。許せない。
ちなみに私はしょうたを抱えて居るだけで、亀梨さんはりょうたを抱っこした上に、野菜の袋をれんと2人で持ち手を半分ずつ持ってくれている。
『あ、ここです』
亀「へぇ、あ、すごい。確かに賑やかな声が聞こえる(笑)」
『あー…だいすけかな(笑) 裏から入りましょう、こっちです』
恐らく健くんがいらしたのだろう。だいすけとこうじの不毛な戦いが今日も始まっている気配がする…(笑)
裏口から厨房に入ってしょうたを水道の前に下ろす。袋を置いたれんも横に並び、一緒に手を洗い始めた。
『しょうた、れんとりょうたの手当てしてくるから、お野菜片付けてもらってもいい？』
翔「……ん、」
『ありがとう。……亀梨さん、ご足労かけてすみませんでした』
亀「いえ。ついでだし、何か食べて行こうかな」
『えぇ…少しお時間いただきますけど、大丈夫ですか？』
今日はもう帰るところだったんで、と言われてホールの方へと案内する。どうやらお知り合いがいたらしく、声を掛けに行ったみたい。
誰だろう。……まあいっか。あとで話そう。
涼「…んぅ…」
『あ、りょうた起きた？』
涼「…おきた…」
『痛いところ手当てしに行こっか』
涼「……てあて、」
『うん、綺麗にして、ばい菌が入らないように絆創膏貼ろうね』
寝惚けてるのか反応が薄いりょうたを抱え直し、厨房に戻る。
事務デスクのところにれんを呼び寄せ、擦りむいた膝に大きめの絆創膏を貼った。他に怪我がないことを確認すれば、まずはれんの手当てが完了。
『お膝痛くない？』
蓮「うん。おれげんき」
『そっか。痛かったら休んでて良いからね？』
うん、と頷きながらもホールへと戻っていったれん。
……さて、
『よし、次はりょうたね。お手手見せてください』
涼「……ぃ…ｯ、」
『痛い？』
涼「……っううん、」
全身に力が入ってるのに、痛くないフリして首を振るりょうた。
何でそんなに頑なになっちゃってるのかは分からないけど、チラチラと視線を上げるその先で、ジッと此方の様子を伺うしょうたを気にしていることだけは分かった。
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苺大福(プロフ) - とっても可愛くて癒されました！色々大変ですが、更新頑張って下さい！ (2020年9月14日 13時) (
レス) id: 3b7e04e9ae (このIDを非表示/違反報告)
雛鳥 - このお話、とても可愛くて大好きです！どうかお体に気をつけて投稿してくださいね！ (2020年9月12日 19時) (レス) id: 4ab8794890 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみかん。(プロフ) - リクエストいいでしょうか？？ほんの少しだけゆり組2人（二匹？）の過去が出ていましたが、ゆり組の過去が知りたいです。よければよろしくお願いします！ (2020年9月5日 10時) (レス) id: bb0523e0f7 (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - いつも楽しく見させていただいております！リクエストよろしいでしょうか？作品内にも話題に出てました夢主ちゃんが小学生の頃に風邪を引いてしまいふっかとあべちゃんに看病される話が見たいです…！良ければよろしくお願いします！これからも更新頑張ってください (2020年9月1日 20時) (レス) id: fbe34a81c3 (このIDを非表示/違反報告)
るー - リク書いて下さってありがとうございました!!慣れないことにバタバタしつつも頑張るこどもたち、可愛かったです♪これからも楽しみにしています(^^) (2020年8月17日 23時) (レス) id: 8b87f31f6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年6月25日 17時
