りょうた編 ページ18
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コップにジュースを注いで渡すと、両手で受け取ってストローをくわえた。裾から手が離れた分、少しだけ身を寄せてくるのが結構かわいい。
しばらく見守っていると、ガジガジとストローを噛み始めたからコップをそっと抜き取った。
涼「…うぅー…、」
『マシュマロ食べる？』
涼「…んーん、」
りょうたには噛み癖がある。
普段はマシュマロとかグミとかをもぐもぐしてれば気が紛れるみたいなんだけど、ストレスが溜まったり一杯いっぱいになったりした時は物足りないみたいで…。
『いつものタオル家だしなぁ…。カミカミするならお家帰る？』
涼「やぁ…っ」
『あっ！こら！』
膝を抱えていた自分の腕に噛み付いたりょうたの瞳はウルウルと揺れていて、相当我慢しちゃったんだなー…と気付く。
れんやらうを迎え入れたばかりだったし最近はあんまり見ていてあげられていなかったかも…と反省しつつ、腕を解放してあげてから膝の上に乗せる。
腰に巻き付いた腕にはぎゅーっと力が篭ってた。
『いいよ、噛む？』
涼「っ〜〜…！」
『！っつ…』
がぶっと勢いよく肩に噛み付いてきたりょうた。
痛いなぁ…。痛いけど、同時にポロポロと雫を溢すりょうたもきっと心が泣いているだろうから。
はむはむと少しずつ噛む力が弱くなって、「…めんなさい」と小さな声が聞こえてきたところで、頭を撫でていた手を止めて目を合わせにいく。
『……もういいの？』
涼「…だって、…しょー、まってる」
『しょうた？予約してるの聞こえてた？』
涼「…んーん、…きょー、げんきなかったの」
全く。この双子はお互いのことばっかなんだから。
『しょうたが、りょうたのこと教えてくれたんだ。だから今はりょうたの時間だよ？』
涼「しょーたが、」
『うん。……じゃあ、もう一杯だけジュース飲んで帰ろっか？』
涼「…うん」
少しスッキリした様子のりょうたは、ちびちびとジュースを飲みながら、樹くんたちと話したことや、お店での私の知らない出来事を楽しそうに話してくれた。
普段は他の子が騒がしすぎて(笑)、物静かにして見えるるけど、やっぱりお喋りも好きなんだなぁ…
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苺大福(プロフ) - とっても可愛くて癒されました！色々大変ですが、更新頑張って下さい！ (2020年9月14日 13時) (
レス) id: 3b7e04e9ae (このIDを非表示/違反報告)
雛鳥 - このお話、とても可愛くて大好きです！どうかお体に気をつけて投稿してくださいね！ (2020年9月12日 19時) (レス) id: 4ab8794890 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみかん。(プロフ) - リクエストいいでしょうか？？ほんの少しだけゆり組2人（二匹？）の過去が出ていましたが、ゆり組の過去が知りたいです。よければよろしくお願いします！ (2020年9月5日 10時) (レス) id: bb0523e0f7 (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - いつも楽しく見させていただいております！リクエストよろしいでしょうか？作品内にも話題に出てました夢主ちゃんが小学生の頃に風邪を引いてしまいふっかとあべちゃんに看病される話が見たいです…！良ければよろしくお願いします！これからも更新頑張ってください (2020年9月1日 20時) (レス) id: fbe34a81c3 (このIDを非表示/違反報告)
るー - リク書いて下さってありがとうございました!!慣れないことにバタバタしつつも頑張るこどもたち、可愛かったです♪これからも楽しみにしています(^^) (2020年8月17日 23時) (レス) id: 8b87f31f6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年6月25日 17時
