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ふっかと共にメンバーのところへ戻るなり、何があったんだと囲まれる。
ここじゃ目立つから、と一度建物に戻ることにした。
sk「で？なんであんなことになったわけ？」
fk「待って佐久間。その前に」
『痛った…っ！』
ふっかに左腕を掴まれて、あまりの激痛に声が出る。
fk「あの子が教えてくれた。明日ちゃんと病院行けよ」
そう言って手当てをしてくれている間、ずっと静かなメンバーに少しずつ頭が冷静になって来て、
少しずつ、気持ちの蓋が外れていった。
fk「……震えてる」
nb「そりゃ怖いだろ。ファンに刃向けられたら」
dt「………それだけじゃないんじゃない？」
涼太が顔を覗き込んできて、逃れるように顔を背ける。
でも背けた先には険しい顔のめめがいて。
……逃げられないなぁ。
dt「Aは強いもんね？そりゃあ怖かっただろうけど。でも、泣くほど辛い何かあった？」
『っ…なんで、……っううん、…なんもない、』
なんで分かるかなぁ…と言いかけて、咄嗟に誤魔化す。
あの女性のことを知ったら、メンバーが、…特に6人が傷付くと思ったから。
……でも、
nb「我慢すんなよ」
sk「……俺らが傷付くとでも思ってる？」
『え…あ、…』
dt「ごめんね、あの人が大きい声で色々言ってたのを聞いちゃってさ。大体わかってるんだよね」
知られちゃってるなら、もう隠せない。
あの人はずっとJr.のファンをやっていて、私が東京に来たときから知っていたらしい。
応援することしかできないアイドルのそばに、対等な立場で仲良くする女が現れた。
好かれるわけがないのは、分かってた。
だからこそ、こんな自分を応援してくれるファンの子は、みんな大事にしたかった。
――なのに、
『私のせいで、怖い思いさせて…っ、怪我までさせちゃった…っ』
fk「A…」
『もうやだよっ…、人傷つけてまで…ここにいる意味なんかあるのかな…っ、』
困らせてる。みんなを。
それでも今は、涙を止められなかった。
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おれんじ(プロフ) - なこさん» お待たせしました！お話書かせていただきました。改めて、リクエストありがとうございました。 (2020年7月26日 1時) (
レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - なこさん» リクエストありがとうございます。久しぶりにコメントの通知が届いて嬉しいです(*^^*) 早速執筆を始めますので、しばしお待ち下さいませ！ (2020年7月18日 22時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
なこ - リクエスト大丈夫でしょうか？紅一点と佐久間くんの2人が些細なことで喧嘩してしまうけど、本当は佐久間くんは体調を崩していて高熱出しながらも無理しながらお仕事していて、それに気付いた紅一点が支えながらお仕事頑張るお話がみたいです！お願いします！ (2020年7月18日 22時) (レス) id: f423dff0dd (このIDを非表示/違反報告)
aaa3jsblove(プロフ) - 始まりと共にもこちらのお話もどちらも大好きです！これからも楽しく読ませていただきます！更新無理しない程度に頑張ってください！応援してます！ (2020年6月8日 13時) (レス) id: 3ed7af7ab0 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。頑張ります。コロナ早く収束すれば良いのですが…。 (2020年6月8日 13時) (レス) id: 4ba10d4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年5月17日 2時
