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ソロ曲を終えて衣装ブースへと戻った。
私は自分の持ち歌だけだから、しばらくは休憩タイムになる。
……だから気が抜けたのかな。
『っふぅ…、痛った…っ』
nb「ちょっ…と、お前そんなんで大丈夫なの」
『大丈夫、ちょっと休めるし…』
飲み物を取ろうとしゃがんだ途端、右の足首に激痛が走って思わずよろける。
どうやら強く地に足をつけて歌ったせいで、知らぬ間に負荷がかかっていたらしい。
なんて冷静なのは、右足だからだろう。
『…それに、こっちだから』
nb「……今の言葉、佐久間にチクろうか？」
『うわ、サイテー』
右足を指差して笑えば、翔太も察して(呆れて？)軽口をよこしてきた。
次に様子を見にきたのは、
dt「お疲れ。今日もいい歌だったね」
『…どーも』
nb「涼太めっちゃ警戒されてんじゃん(笑)」
翔太の笑い声にピクリとも反応せず、私の腕をとった涼太は奥の少し広いスペースへと私を引っ張った。
……嫌な予感的中。
そこには簡易的にベッドが作られていて、メディカルスタッフさんまでいた。
ラウちゃんや目黒の位置から見えにくいだけマシか…
dt「コントまで少しでいいから横になってて。ふっかと佐久間が一緒に移動してくれるらしいから」
『……はい』
こういう時のお兄ちゃんたちには抵抗しても無駄だと長年の経験で学んでいるので、素直に従う。
まあ駄々こねても迷惑なだけだからね。
大人しく横になった私を見届けた涼太は、スタッフさんに頭を下げて去っていった。
『はぁ…何やってんだか…』
＊「アイシングしますね」
『お願いします…』
待ってる間は、ずっと自己嫌悪。
出番じゃないお兄ちゃんたちが代わる代わる顔を覗かせてくれて、励ましてくれて、何とか気は持ち直したけど。
fk「あーあ。すっかり怪我人じゃん」
『うるさいよ。移動でしょ？』
sk「慣れてるからって言い訳が一番タチ悪いからな」
佐久間の小言にビクッとしつつ、氷嚢をスタッフさんに返却して自転車にまたがった。
ステージに立っちゃえばアドレナリンでなんとかなる。
実際、この後の後半戦もたまに「おぉ…っ」と突然感じる痛みにふらつく程度で、
ほぼ問題なく終えることができた。
問題なのは、その後――
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おれんじ(プロフ) - なこさん» お待たせしました！お話書かせていただきました。改めて、リクエストありがとうございました。 (2020年7月26日 1時) (
レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - なこさん» リクエストありがとうございます。久しぶりにコメントの通知が届いて嬉しいです(*^^*) 早速執筆を始めますので、しばしお待ち下さいませ！ (2020年7月18日 22時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
なこ - リクエスト大丈夫でしょうか？紅一点と佐久間くんの2人が些細なことで喧嘩してしまうけど、本当は佐久間くんは体調を崩していて高熱出しながらも無理しながらお仕事していて、それに気付いた紅一点が支えながらお仕事頑張るお話がみたいです！お願いします！ (2020年7月18日 22時) (レス) id: f423dff0dd (このIDを非表示/違反報告)
aaa3jsblove(プロフ) - 始まりと共にもこちらのお話もどちらも大好きです！これからも楽しく読ませていただきます！更新無理しない程度に頑張ってください！応援してます！ (2020年6月8日 13時) (レス) id: 3ed7af7ab0 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。頑張ります。コロナ早く収束すれば良いのですが…。 (2020年6月8日 13時) (レス) id: 4ba10d4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年5月17日 2時
