28-2 ページ19
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ドンッ、と背中を押されて転びそうになった所を何とか踏みとどまって振り返る。
＊「たかがJr.が、生意気な口を…！」
＊「おい、手は出すな」
ab「さくまっ……」
sk「ラウール！！」
男の1人に襟元を掴まれている佐久間が視界に入って、思わず駆け寄ろうとすると、
佐久間はバカでかい声量で最年少の名前を叫んだ。
その瞬間、俺は勢い良く後ろに引かれた。
ru「阿部くん驚かせてごめんなさいっ、！」
ab「っ…ラウ、ちょっと待っ、佐久間が…！」
俺の腕を引いたのはラウールだった。
大声で男たちと言い合う佐久間の声を背に、ラウールはグイグイと玄関の方に俺を引っ張る。
sk「っうわ、！」
ab「！！」
ru「佐久間くん！」
玄関は目の前、ってところで、佐久間の苦しげな声に俺もラウールも足を止めて振り返った。
突き飛ばされたのか地面に倒れ込む佐久間と、怒った顔の男を両脇から止める残りの2人。
ラウールが駆け出して、佐久間を支えて戻ってくる。
3人で合流した時、
逆上した男を車に押し込んだ1人の男性が、俺らに再び近付いてきた。
ru「な、なに…」
＊「……すまなかった」
sk「……は？」
＊「解決のために躍起になっていたのは、どうやらこちらのようだ。警察の方々には日を改めてもらうよ」
姿勢良く一礼をした男は、運転席に乗り込んで去っていく。
少しばかり拍子抜けな展開に、俺たちはしばらく唖然と車があった場所を見つめていた。
sk「……っ痛、」
ab「！ 佐久間、怪我…」
sk「へへ、ちょっと挫いちゃった…」
ru「うわ、手も擦り剥いてるじゃんっ、早く手当てしよ！」
ラウールに肩を支えられて、玄関の奥に消える佐久間。
あいつが居なかったら、きっと今頃、俺はまた事務所に無理やり連れて行かれて……
あの日の、事情聴取という名の尋問を思い出して身震いする。
嫌な記憶を振り払うように頭を振り、俺も玄関の扉を開いた。
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舞夜(プロフ) - リクエスト宜しいでしょうか。阿部ちゃんが急に不安になっちゃって佐久間だけに甘える話を読みたいです。いつも応援してます。これからも頑張って下さい。 (2020年5月11日 22時) (
レス) id: 4eafdf0209 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキー - リクエストお願いします！舘様が体調不良の中みんなの為にご飯を作っていて火傷してしまい、みんなに助けてもらうお話をお願いします。 (2020年4月25日 3時) (レス) id: e268878af5 (このIDを非表示/違反報告)
ちかりん(プロフ) - リクエストお願いします。深澤くんの体調不良で倒れちゃって、部屋にお見舞いの品が続々届く感じの話でお願いします。難しいようでしたら大丈夫です。 (2020年4月23日 17時) (レス) id: be1cc30b1b (このIDを非表示/違反報告)
niko(プロフ) - 舘様が全身に自傷行為をしてラウールに見つかってしまうお話をお願いします！ (2020年4月21日 23時) (レス) id: f87f8b0d6d (このIDを非表示/違反報告)
ひらめ - 康二君が熱があり、甘えん坊、もっと寂しがり屋になってSnowManのみんながでれでれになりながら看病するのをお願いします！ (2020年4月19日 8時) (レス) id: 579ffd5296 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年4月10日 21時
