28-1 sk（Re.26） ページ18
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シェアハウス開始からそう日が経ってないある日のこと。
オフだった俺は、一人で仕事だった阿部ちゃんに付き添って、今は一緒に帰っているところ。
家に帰れば、休日で学校が休みにラウが1人で待ってるはず。
ab「ごめん、付き添ってもらっちゃって…」
sk「いいってことよ。それにしても大丈夫？」
ab「っ…うん、」
嘘だね。
ギュッと握られた拳を包めば、微かに震えているのが分かる。
半日とはいえ、1人でたくさんの人と仕事をしたんだ。
今の阿部ちゃんには心に負担が大きかっただろう。
sk「仕方ないから、佐久間さんが手を繋いで帰ってあげよう！」
ab「ふふっ、ありがとぉ…」
sk「いーえ。……あれ、誰だ？」
疲れている阿部ちゃんのペースに合わせてゆったり帰っていた俺らは、家の前に一台の車が止まっている事に気付いた。
そして、車の前に3人のスーツ男。
明らかに用があるのは俺らの家だ。
緊張する阿部ちゃんを背中に隠して俺をかけた。
sk「……あの〜…何か用ですか…？」
＊「仕事は終わったのか？」
sk「はい…、？」
＊「私たちはそちらの彼に用がある」
彼、と言って示されたのは阿部ちゃんだった。
コツコツと革靴を鳴らして近付いてくる3人の男に、阿部ちゃんと繋ぐ手に力を込める。
シェアハウスを始めてすぐの出来事を思い出す。
目黒の目の前で事務所の人間に連れていかれた阿部ちゃん。
あの時の俺は、事務所に乗り込んだ俺は、
いとも簡単に弾き出されて…
阿部ちゃんを助けたのは照と目黒だった。
＊「事務所で警察の方がお待ちだ。事件解決のために協力を要請します」
前と一緒…っ、
こいつら全然懲りてねえ…
あの一件以来、社長の指示で家の中に押し入ることは禁止されているって聞いた。
何とか阿部ちゃんを家の中に…
sk「……阿部ちゃんは俺が守るからね」
ab「さくま…？」
sk「……渡さない。何の用か知りませんけど、阿部ちゃんは疲れてるんです。だから、…失礼します」
阿部ちゃんの腕を引いて家に向かって歩き出す。
すんなり通してもらえるとは思ってない。
疲れてる、なんてこっちの事情、汲んでもらえないだろう。
＊「待て。阿部はこちらで預かる」
sk「……やっぱりな」
＊「そうやって逃げてばかりでは、いつまで経っても解決しないぞ」
逃げじゃない…
sk「阿部ちゃんは逃げてなんかない！！」
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舞夜(プロフ) - リクエスト宜しいでしょうか。阿部ちゃんが急に不安になっちゃって佐久間だけに甘える話を読みたいです。いつも応援してます。これからも頑張って下さい。 (2020年5月11日 22時) (
レス) id: 4eafdf0209 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキー - リクエストお願いします！舘様が体調不良の中みんなの為にご飯を作っていて火傷してしまい、みんなに助けてもらうお話をお願いします。 (2020年4月25日 3時) (レス) id: e268878af5 (このIDを非表示/違反報告)
ちかりん(プロフ) - リクエストお願いします。深澤くんの体調不良で倒れちゃって、部屋にお見舞いの品が続々届く感じの話でお願いします。難しいようでしたら大丈夫です。 (2020年4月23日 17時) (レス) id: be1cc30b1b (このIDを非表示/違反報告)
niko(プロフ) - 舘様が全身に自傷行為をしてラウールに見つかってしまうお話をお願いします！ (2020年4月21日 23時) (レス) id: f87f8b0d6d (このIDを非表示/違反報告)
ひらめ - 康二君が熱があり、甘えん坊、もっと寂しがり屋になってSnowManのみんながでれでれになりながら看病するのをお願いします！ (2020年4月19日 8時) (レス) id: 579ffd5296 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年4月10日 21時
