十人十色の雪桜～Prologue～ (ページ16)

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4-1. 変化ページ16

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mg「結城ちゃん、振り教えてください」

『いいよ。どこ？』

mg「えっと、」

あれから、少しずつ俺は結城ちゃんに話しかけるようにした。

話してみると、全然嫌な感じはしなくて。

先輩たちの話にようやく納得し始めていた。

『ていうか、最近よく話すね？』

mg「あ、はい」

『…前はもうちょっと、避けてなかった？』

mg「え？いや、そんなことは」

『えー避けてたよー！』

少し、仲良くなってきてるとは思う。

だけど結城ちゃんの事情について問いかけるほど、仲が深まっているわけでも、ない。

『あー、ごめん目黒。ちょっと離れる』

黒「はい」

相変わらず突然その場を離れたりもする。

この間なんか、踊り稽古中に突然動けなくなって、外に連れ出された日もあった。

だけど、あの日の弱った姿を見てからは、きっと事情があるのだろうと思うことにしてる。

俺はいつも、SnowManの6人の内の誰かが一緒に出ていくのを見てるだけ。

しばらくして。

また1時間くらい空けて戻ってきた結城ちゃん。
戻ってすぐに、俺の元にきた。

『……目黒、今日の稽古終わり時間ある？』

mg「ありますけど、」

『ご飯行かない？』

mg「え？」

突然のお誘いに驚いて黙っていると、

何に慌てたのかパタパタと離れていき、康二くんの腕を強引に引いてきた(笑)

kj「え？え、しろちゃん！？」

『もちろんサシじゃないよ！SnowManみんなでどうかな？って話にさっきなって…！』

mg「……ふふっ、なに慌ててんすか(笑)」

『え、嫌だったのかと思って...！』

mg「嫌じゃないです。まあ、2人きりはちょっと気まずかったかもしれないっすけど」

『だよね...』

まあ、じゃあそういうことで。

となった所で稽古再開の声が響いた。

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