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◇15. ページ15

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予想していなかった言葉に
焦って有岡さんの後を追いかける


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やっぱり傘のせいで
距離が生まれて寂しい


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すると、
私の心の声が聞こえたのか




私の歩くスピードの遅さに
痺れを切らしたのか


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有岡「ん、こっちおいで」

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こちらを向いて立ち止まった


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「えっ……と、ありがとうございます」



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予想外の相合傘。


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肩がぶつかるくらい近くて
私の体温が伝わってしまいそうで怖い


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でも、雨も悪くないな
って思った

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「あの、どこに向かってるんですか?」

有岡「もうちょいで着くよ」


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"ほら、あそこ"

って有岡さんが目を細めて指さした先には


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「ん?!」


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背の高い大きなマンション。


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えっと




あれは有岡さんの家?


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あれ、スイーツは?

家に行くの?


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初めてお店の外で会うのに?

家に行くの?




やっぱり下心?


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あーあ。
失敗した


やっぱり優しいだけじゃなかった




芸能人ってこうなんだ


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いや、そうだよね。

ガールズバーで出会った女なんか
好きにならないよね




お店に来る時点で下心があるのは
当たり前だし



ある意味自然な流れだよね


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はぁ、私って馬鹿だ

大馬鹿者だ

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設定タグ:有岡大貴 , Hey!Say!JUMP , 高木雄也   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ちも | 作成日時:2019年4月1日 2時

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