君が好き。No.2

第４８話 ページ3

勇次郎side

今日は土曜日．．．そう。Aと水族館に行く日



昨日、Aに「迎えに来て！」と言われたので今Aの家の前。



あ「蓮人！行ってくる！」



Aの声が玄関から聞こえたかと思うと、蓮人の声もする



蓮「勇次郎、Aよろしく」



勇「あぁ。」




あ「何でそんなに心配するの！？大丈夫！」



蓮「いや、危険！あ、あとお土産ねー」



仲いいなw



あ「うん！じゃーね！」



Aは俺の方を向き、蓮人はドアに寄りかかっている



あ「行こー！」



Aはそう言いながら俺の腕に抱きつく



勇「っ！？//」



ヤバイ、軽く死ねる



あ「あ、ごめん！蓮人の癖でやっちゃった！」



Aはえへへとでも言うような顔をする



勇「ん．．．じゃ、行くか」



ヤバい。
心臓がバクバクなってる！



これが恋ってやつか．．．



in水族館



あ「ふわあ．．．キレイ」



Aの方がキレイだよ



なんて、そんなことを思ってても言えない



あ「これ、イワシ？」



勇「そうじゃない？」



Aも俺も変装してる
でも、そんなんじゃAの可愛さが隠せない



あ「イルカみたい！いい？」




勇「あぁ。いいけど？」




Aが笑顔でいてくれるなら。



なんて、彼氏だったら言えてたのかもな



あ「ふふっ、行こ？」




勇「っ！//」




ヤバい．．．天使にしか見えない



俺は先に行こうとするAの手を掴む



あ「えっ？」



勇「蓮人に言われたでしょ？Aよろしくって。」




あ「まあ．．．そうだね」




勇「はぐれないように」



バレてないよな？




多分、水族館の館内が暗いからAには俺の顔が赤いの、バレてないと思う




いや、そう思いたい




───

俺たちはイルカを見たあと、水槽トンネルのエスカレーターに乗る



あ「ね！お土産見に行こ！？」



俺の一段上にいたAが振り向く



ちかっ！



勇「うん。蓮人と近藤に買うんでしょ？」




エスカレーターを降りる


Aは緊張してない？



あ「よし！いくぞ！」




俺の考えを吹き飛ばすぐらい明るい声で言う



勇「承知致しました。お姫様」



俺はAの手を取る



このまま俺の事、好きになってくれればいいのに

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