六十三件：casting ページ13
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先「文化祭の出し物決めるぞ、何か意見あるやつ〜」
『なんでもいいでーす』
『展示物にしよ』
『それ賛成、楽だし！』
白雪姫やりたいけど皆に”だるい”って言われそう
颯「そんな適当に決めないでちゃんと話そ」
珍しく颯太が発言してる、
学級委員になってからの成長ぶりが、
先「時間ないぞ」
檜山くんがずっとこっちを見てくる
そういえば少し前に”白雪姫やりたい”って言った気がする
先「誰も意見がないなら先生が決めます〜」
安「私は、
「せんせい、、！私白雪姫の劇やりたいです！」
安藤さんの声に被さるように勢いで言ってしまった
「あ、ごめん」
湧「いいじゃん、俺賛成」
颯「俺も〜〜」
先「安藤は何か意見あるか？」
安「私も白雪姫で賛成です」
先「反対意見なさそうだから白雪姫で決定するぞ〜それじゃ学級委員係決めてくれ」
安藤さんと颯太は先生と入れ替えに教卓へ立った
安「ではまず役者を決めます、立候補したい人いますか」
颯「推薦でもいいよ〜！」
『やっぱここは美男美女が主役でしょ』
ってなると私は裏方のほうがいい、
白雪姫やりたかったけど。
ここで立候補したら空気が読めない女になる
『檜山と安藤でよくね？付き合ってるんだし』
『確かに！ふたり絵になるしちょうどいい』
安「私は白雪姫でも構いません」
『檜山はー？』
檜「ああ、別にいいけど」
『本番チューしちゃえ〜！』
『 ヒューヒュー 』
気付いた時には既に時遅し
颯「……じゃ決まりで、裏方も黒板に各々名前書いて〜」
黒板に一斉に人が集まる
何をやろうか悩んでいると
檜「…いいの？」
チョークを持った私に檜山くんが話かけてくる
聞こえない音量で”うん”と言い「衣装メイク」に名前を書く
檜「ねえ、聞いてる？」
聞こえないふりをしていると彼は黒板に手を置き私の顔を覗く
檜「やりたかったんじｙ
安「Aちゃーん、魔女やったら？似合うと思う！」
そこに会話を遮るように安藤さんが話しかけてくる
魔女はあなたでしょと思いながら
「ううん私演技へたくそだから！裏方やる」
2人と目も合わせず黒板にそう呟いて席へ戻る
＿
★配役
白雪姫：安藤舞香
王子：檜山光成
魔女：高橋芽衣
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・
★音響…
★照明：内村颯た
★大道具：元木湧
★小道具…
★衣装メイク：奄美A
＿
先「決まりだ、来週から各自作業に取り掛かるように」
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いちごみるく(プロフ) - そして友達に紹介され今更読みました！最終回まで読みもう感動です。これで話のある海外版の白雪姫というのは本当にありますか？もし本当にあるのなら白雪姫も読みたいなと思いまして！返信お願いします (2021年9月5日 21時) (
レス) id: 35f94ca8ae (このIDを非表示/違反報告)
えくぼ(プロフ) - きなこもちさん» 聞き慣れない「檜山くん」呼びに切なさを感じます…。初めは主人公と同じ一途でしたもんね（；；） (2020年7月16日 15時) (レス) id: 7dcde3b48c (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - 安藤さん「光ちゃん」呼びだったのに最後は「檜山くん」になってますね... なんだか寂しい (2020年7月15日 23時) (レス) id: fda1f7000d (このIDを非表示/違反報告)
えくぼ(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます！分かります…、私も拗らせる主人公や失恋してしまった内村くんに寄り添うと号泣しちゃいます（；；） (2020年7月14日 1時) (レス) id: 7dcde3b48c (このIDを非表示/違反報告)
えくぼ(プロフ) - さーみんさん» 初めまして！ここまで本作品を読み進めて頂きありがとうございます！終盤は波乱万丈になると思います…楽しみにしていてください＾＾ (2020年7月14日 1時) (レス) id: 7dcde3b48c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えくぼ
| 作者ホームページ：http://twitter.com/obukeeeee
作成日時：2020年7月2日 15時
