四十九件：guts ページ49
.
『ごちそうさまでした』
「颯太と檜山くん色々やってくれたから休憩してて！片付けは私たちでやるから！」
檜「ありがとう」
颯「んじゃ、お言葉に甘えて！」
そうして私と安藤さんで片付けをすることに
安「わたしお皿洗うからAちゃんテーブルの片付けお願いしてもいい？」
「うん、わかった」
「あ、安藤さん、私の髪飾りって持ってたりする？…昨日海で落としちゃって！」
安「髪飾り？見てないけど」
颯太曰く、安藤さんが持ってたって言ってた気がしたんだけど気のうせいだったかな
「…そっか、なら大丈夫！」
安「あのさ、お鍋持ってきてもらっていい？洗いたいから」
「うん！」
『 重っ 』
カレーの入っていた大きな鍋を運ぼうとするものの一人では持ち上げられなかった
颯「大丈夫？手伝うよ」
「颯太、ありがとう」
颯「これは女子一人じゃ持てないわ、笑」
「肉ついてるからいけると思ったんだけど」
颯「自虐すんなっ」
安「あら、内村くん休んでって言ったのに」
颯「Aが重そうに演技してたから」
「ねえ、演技じゃないし！颯太のばか」
颯「冗談っ」
私のおでこをコツんと笑いながら押してくる
安「あ〜結構お皿洗いって腰にくるのね」
「わたし代わるよ！」
安「大丈夫、それよりテーブル拭いといて」
「うん、」
.
颯「ねえ、A」
「ん？」
颯「今日の肝試しさ」
颯「誰かと約束してる？」
「……ううんしてないよ」
颯「良ければ俺と組んでくれない…？」
「…ああ」
一瞬檜山くんに視線を向けるも、
「うん、いいよ」
颯「ほんとにいいの？」
「うん、どうせぼっちだったし！」
颯「やった、」
嬉しそうな表情をする颯太を見て少しの罪悪感に陥った
湧「えええ、お前ら肝試し一緒に回るの？？俺は？ねえ！」
颯「わりい湧、芽衣と回って？」
湧「なんか、あいつもう男決まってるって。俺フラれたんだよ」
「湧、泣かないで、」
湧「じゃあ、明日の観光一緒に回らない？芽衣と四人で」
「いいね！」
颯「うんそうしよ」
湧「決まりな〜！お前ら抜け駆けすんなよ〜？」
「しないよ笑」
颯「はあ、」
「颯太どうかした？」
颯「ううん！」
もし今の関係が崩れたら元には戻れないんだろうなって
肝試しは俺にとって覚悟を決めなければならない
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 904人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えくぼ
| 作者ホームページ：http://twitter.com/obukeeeee
作成日時：2020年6月17日 7時
