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”二日目”
芽「A起きて〜〜朝だよ〜〜」
「ん”ん”…もう少し寝る…」
芽「起きてよ〜〜〜も〜〜」
肩を揺すられるもそっぽを向き再び寝る
永遠と起きろ起きろという声が頭の中で騒ぐ
『パチッ』
『 皆さんおはようございます、めざ〇しテレビの時間です 』
芽衣は部屋の電気を付けテレビの電源を入れる、、
そしてカーテンが開き日の光が一斉に私を照らす
「んも…眩しいよ」
芽「ねえ、待って、あれ檜山くんじゃない？？」
窓の外を覗いた芽衣が朝からつまらない冗談を言いだす
「…そういう冗談いりませーん、おやすみ」
芽「冗談じゃないって！見てよ！」
無理やり私を起こし窓際まで連れてく
「ん…眠いよ……」
重い頭をふらふらさせて窓の外を覗く
「ん、あれ、ほんとだ」
芽衣が言った通り、
昨日私達がいた浜辺に檜山くんが立っていた
芽「朝から何してんだろう、ラジオ体操かな？？意識高いな〜！」
「私ちょっと行ってくる」
芽「うん、行ってらっしゃい」
適当に洗顔と歯磨きだけして部屋を出る
.
ザーザーザーザー、
海へ行くと檜山くんは腰を下ろして砂をかき分けていた
「檜山くん？」
檜「あ、おはよう」
「おはよう、、何してるの？」
檜「砂場遊びしてた」
「ええっ、朝から？笑、」
「うん」
「変なの〜、ホテル戻ろうよ」
檜「先戻ってて」
来て早々に引き返すなんて冷たいなと思いながら
”やだと言えず”微かに頷く
檜「…じゃ、３分待って」
「うんっ」
ひたすら浜辺をうろうろする檜山くんをただ眺めていた
檜「おまたせ、戻ろっか」
砂を払って用事を済ませた表情でこちらへ来る
檜「ねえ、今起きたでしょ、」
「１０分前だからさっき」
檜「それを今っていうの」
檜「にしても寝ぐせすごいよ？ふは」
私の重力に逆らったくるくるの髪の毛をつまんでくる
「だって、窓から檜山くん見つけて急いで飛び出してきたから…」
檜「なんで俺見つけて飛び出してきたの？」
「なんでって言われても、、、」
それは”好きだから”で間違えないんだけどそんなことは言えず。
檜「そっか、」
「…檜山くんさ」
檜「なに？」
今日の夜の肝試し
檜山くんを誘おうと頭に過った
でもさすがにあの安藤さんが許してくれるわけない
「…今日、」
「…楽しもうね！」
檜「もちろん」
わたしの臆病者、
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作者名：えくぼ
| 作者ホームページ：http://twitter.com/obukeeeee
作成日時：2020年6月17日 7時
