不在着信 (ページ42)

今日:12 hit、昨日:120 hit、合計:442,561 hit

四十二件：devilish ページ42

.

コンコンコン、

芽「来た」

ガッチャ、

安「あ～Aちゃ～ん、突然ごめんね、ちょっとお話したいなって思って！」

そこには、もこもこのルームウェアを着た色気漂う安藤さん

これが檜山くんの彼女なんだと少し胸が痛んだ

「うん、大丈夫だよ上がって、芽衣いるけど気にしないで」

安「お邪魔しまーす」

彼女は私のベッドに腰を落とした

安「Aちゃん、光ちゃんの服似合ってる～！」

「あ、ほんと？」

安「うんかわいい」

そう言って檜山くんに借りた服の袖を引っ張ってくる

また顔が少し火照る

安「ふふ、」

安「あっ、今回私達と同じ班で気遣っちゃってる…よね…？」

「ちょっとだけ、」

安「全然光ちゃんと話していいから、私のことは気にしないでね！」

「あっ、ありがとう、」

安藤さん私が思っていたより優しい人だった

ずっと気遣ってたから肩の力が抜けた

安「私もっと仲良くなりたいんだよね、、、内村くんと」

芽「え、あんたうっちー狙ってんの？」

携帯をいじりながら話に入ってきた芽衣

目つきがちょっとこわい

安「ちょっと～芽衣ちゃん！それはお友達としてだよ？」

芽「ふーん、」

安「内村くんってどんな人なの？Aちゃん仲いいから聞きたい！」

「えっーと、天然であほなんだけど、情に厚くて優しい人かな」

安「へー内村くん好きな人いるのかな～」

「どうだろうね～はは～」

ちょっと心当たりあるけど勘違いかもしれないから笑って誤魔化す

芽「ねえ、本当に檜山くん好きなの？」

「ちょっ、芽衣、」

お構いなしに安藤さんに当たり強い芽衣

それに対して柔らかい表情の安藤さん

空気が一瞬重くなって、私は鳥肌が立った

安「え？大好きだよ」

芽「私にはそうは見えないけど。黒田くん狙ってたんじゃないの？」

安「なにそれ～！何かの勘違いじゃない？」

「わたし見ｔ…

安「あ、用事思い出したからそろそろ部屋戻るね！」

「う、ん」

安「明日の班行動楽しもうね！おやすみAちゃん、」

そう言って光の速さで帰っていった

ガッチャ、

芽「安藤さんってあんなきゃぴきゃぴしてたっけ？なんか態度前と違くない？」

確かに前は冷たくて話づらいイメージだった

「顔に出ちゃってるよ芽衣、」

芽「てへっ、さてと続き見よ～っと」

『 JrにQ～～～！今回のお題は夏に食べたいもの！』

.