不在着信 (ページ37)

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三十七件：confluence ページ37

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”沖縄到着”

颯「じゃ～な！黒田！」

黒「おう！また」

颯太は機内でずっと通路を挟んだ黒田くんとゲラゲラ喋って私を放ったらかしでした

もう少し私と話してくれてもいいのに、なんて思ったり思わなかったり

先「ホテルに荷物置いたら班で自由行動にしろ～、班長は班員の貴重品の管理と体調管理等忘れずにな。17:00までに帰ってくるように」

『はーい』

キャリーケースを持って各自ホテルへ向かった

中学生ながらに生意気な沖縄の海をバックにしたオーシャンビューホテル

部屋はありがたいことに2人部屋で私は芽衣と一緒だった

「よかった～芽衣と一緒で」

芽「わたしもだよ！夜は恋バナしようねっ」

「ふふ、いいよ～」

芽「あと忍者のDVDも持ってきたから鑑賞会しよ」

「バレないようにね、」

芽「わたし、湧の班だから先行くね！」

芽「Aも班行動たのしんで～！」

「うん、またね」

にやにやして部屋を出ていく芽衣

部屋に一人取り残された私

『ふうっ』

一人になると色々考えてしまう

ピロン、

【３班】

颯太5分後、ロビー集合ね

こういうの班長の私がやらないといけないのに颯太に任せっきりだ、いけない

少しの憂鬱と期待を持って乱れた髪を直しロビーへ向かった

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安「あ、Aちゃんきた～！」

ロビーには既に3人集まっていて私が最後だった

あれ初めて安藤さんに名前で呼ばれたかも

「お待たせ！私プラン考えてきたんだけどね、まｚ、

安「あれっ？Aちゃんに言ってなかったっけ？」

「ん？」

檜「海行こうって聞いてない？」

よく見ると３人の手にする鞄から水着と浮き輪が見えていた

待って、わたし仲間外れにされてる？

いや、私が話聞いてなかっただけか

「っあ！そうだったね忘れてた～！行こ！」

颯「おっちょこちょい」

「はは～水着忘れちゃったから私見てるね」

安「ごめんね、私のミスだ、しっかり確認すればよかったね」

深『あれ、檜山達じゃん』

同じくロビーに集合していたF組の深田くんと平塚くんと黒田くんと何人かの女子達

あ、一軍だ、

平「やっほ～お前らも海行くの？」

颯「お前らも？」

安「え～！もしよかったら合体しない？」

そういった矢先に真顔の黒田くんと視線がぶつかる

深「俺らは大歓迎！」

颯「せっかくなら！」

安「Aちゃんはどうかなっ？」

「…あ、うんいいよ」

安「班長のOK頂きました～！」

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