不在着信 (ページ12)

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十二件：cheery ページ12

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「ちょっと、トイレ行ってくるね！！」

黒「いってらっしゃい」

A芽衣、黒田くんの隣座って。

芽衣ありがとう

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もう、なんなの黒田くん

思わせぶりな態度取って

私は騙されないもん

だいたい彼女いるのに、何考えてるの

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『三秒笑って～君のこと～好きになる～』

…いや選曲

部屋に戻ると芽衣は黒田くんの隣を確保し無事席替え成功

良かった

そして私は端っこにいた深田くんの隣に座った

深「名前Aちゃんだっけ？俺、深田竜生！よろしくね」

「うん、深田くんよろしく」

自己紹介しなくても

彼は学校でイケメンと有名なので知ってます…

黒「芽衣ちゃん彼氏いるのー？」

芽「い、いないよ～絶賛募集中！」

黒「いないんだ！芽衣ちゃんかわいいのに」

黒田くんの”かわいい”出ました

芽「わたし、黒田くんみたいな人がタイプです…」

深「それはセンスないって～～やめとけ～！」

激しく同意

山本「いや、深田より黒田のほうがいいっしょ」

平「私は黒田でもなく深田でもなく、檜山くん推し」

平塚「圧倒的、深田」

黒「Aちゃんは？」

「へ？」

深「黒田深田檜山誰が好き？」

「…あ、私は黒田くんも深田くんも両方かっこいいと思う…」

芽「え、Aは檜山くんじゃん」

空気読んだのに…

消えたい、やだ

黒「そうだったわ、Aちゃん檜山好きだった」

最悪、帰りたい

「ちがう、好きじゃない！！！」

深「まじ？？負けた～～～！」

『あれ、檜山って彼女いるよね？』

『たぶん、公になってないよあのカップル』

『言わない方がいいかもね』

黒「んま、決着は三年最後のミスターコンだな」

深「檜山もいいけど俺のことも応援してよねAちゃん」

「あの本当に好きじゃないから、やめてください…」

檜山くんは目の保養なわけで

決して恋愛感情はない…はず…

私もきっとただの面食いなんだ

好きじゃない、

ガチャ、

檜「ごめん遅くなった」

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