不在着信 (ページ1)

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一件：fam ページ1

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「わく！おはよーーー！」

湧「おはよ、Aなんか今日テンション高くね？」

「だって湧と同じクラスになれたし？もう毎日が楽しい予感しかしないもん」

新学期はやけにテンションが高い

中学最後のクラス替えは大当たり

理由は入学当初に一目惚れしたあの”檜山光成”の名前がクラス名簿に載っていたから

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”二年前の春”

やばっいやっばい学校遅刻する、

母「A、髪飾り忘れてるわよ！」

「あ、ありがとうお母さん！行ってきます！！」

バス発車まで残り５０秒

間に合う、行ける、

私は全力疾走でバス停へ向かう

『ドーンッ』

角で一人の男の子と衝突してしまった

「あ、ごめんなさい！！！」

待って、ちょっとかっこいい、、

彼のカバンの中身が全て道路に散らってしまい急いで拾いコトを片付ける

檜「怪我ないですか？」

「はい、私ちょっと急いでるんで！」

雑な対応をしてしまったものの二度と会うことはないだろうと思いバスへ向かう

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後々、同じ学校、同学年だったことを知る

それ以来、休み時間や放課後と暇さえあれば彼を眺めていた二年間だった

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湧「え～～～Aもしかして俺のこと好きだったり？」

「なんでそうなるの、湧は私のお世話係」

湧「泣いた」

「早く彼女でも作ったら～～？」

湧「作れるもんならとっくに作ってるわ」

「ふっ」

湧とは幼稚園、小学校。そして中学校まで同じ

これだけ長い間一緒にいると喧嘩は日常茶飯事

でも困ったときは親身に相談に乗ってくれる湧

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