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教室のドアを開けた瞬間、既に居た多くの視線が私に浴びせられた。
｢引っ越してきた子じゃない？｣
誰かのその一言で、視線は自分たちの会話に戻されていった。
その時、ある男子の会話が耳に届いた。
｢そういえば、絹張また女の子振ったんだろ？あいつモテるな〜｣
｢え、今日の朝麻美ちゃんと歩いてるの見たけど、｣
｢麻美ちゃんって、あの学校1美女ってウワサの？｣
｢そうそう、ヤベぇよなアイツ、弄んでさ｣
それから、廊下で黄色い声が響いた。
｢話をすれば、｣
私は途端に怖くなって、さっさと席に着いた。
｢よお諒！朝から女の子に囲まれてんな！｣
｢麻美ちゃんと付き合ったのか？｣
学校1の美女には叶わないし、戦おうとも思えないから、私はもう諒くんと関わるのはやめようと決めた。
｢覚えてるわけないし...｣
約束なんかとっくに忘れてるよね、私は言葉の代わりに浅いため息をついた。
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ぬお - もっと続くかなと思っていたら、急にトントントンと話が進んで終わってしまいましたね(^^;)でも読みやすかったです。 (2021年8月7日 16時) (
レス) id: 2c6ba69825 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲糖 | 作成日時：2021年7月27日 14時
