運命の教会 (ページ19)

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救ページ19

瑠｢なんであんたが学校にいるわけ？｣

梨｢もう地獄行ってると思ってたわ｣

｢...2人の方が地獄にふさわしいと思うけど｣

瑠｢うるせぇんだよ！｣

瑠奈の思い切りの蹴りが私のお腹を直撃して、思わずうずくまる。

瑠｢放課後屋上ね」

瑠奈と梨々花は取り巻きを沢山準備していた。

私と絹張くんが教室に入ると、入学式のような視線が刺さり、瑠奈と梨々花が私と絹張くんの間に割って入る。

でも、絹張くんはそんな瑠奈と梨々花を押しのけて私の手を引き席に座らせた。

その怒りが相当あるのだろう。

でも私は、天使の言葉を信じて、放課後屋上に行った。

瑠｢あ、来たじゃん！馬鹿なの？笑｣

梨｢まあ来てくれたんだし、遊んであげようよ〜｣

梨々花が私に掴みかかり、一殴り入れる。

梨々花や瑠奈は本当に女の子なんだろうか。

そう思うくらい力が強くて、今すぐにでも意識を飛ばしそうだった。

いつの間にか、起き上がれなくなっていた。

瑠｢そろそろいいかな、」

梨｢うちの学校バカだから生徒1人くらい死んでもバレないでしょ笑｣

取り巻きと笑っている。

私はやばいと思った。

恐らく屋上から私を突き落として自分から飛び降りた風にみせかけるつもりなのだろう。

瑠｢A、立て。」

瑠奈と梨々花に両腕を抱えられ、無理やり立たされる。

そして、金網から上半身を乗り出そうとした時、屋上のドアが突然開いた。

絹｢お前らの方がいじめだろ。｣