祈れよ (ページ15)

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ロザリオページ15

暇すぎる

暇すぎて

私は久しぶりにみんなに会いに行こうとロビーへむかった

すると松島さんと健人の話し声が聞こえてきて、驚かそうとちょっと手前で足を止めた

「え、うまくいったの？」

「だから、話し合わせて」

「でもさ、彼女が祈らないと意味は」

「いいんだよもうしんでほしくない」

そこで話していることの意味はわたしにはわからなかった

まだ、続く話に私は出ていくのをちゅうちょした

　
　祈らないと
　もうしんでほしくない

この二つの言葉が頭を駆け巡る

それでもやはりわからない

「あれーまーだ気づかないんだ」

後ろから聞いたことのない声がした

私は驚き一度ビクッと体をゆらし、ふりかえった

「あ、やべきーぃぃこえたよね？！」

するとなぜか、私ではなくその知らない人が驚いている

その人は全身を黒でまとめていて、切れ長のめを細めて苦笑いしている

「き、きこえました」

「ほうほう、今度はきみが僕のおもちゃなんだねまぁ、楽しみにしてるよ」

　

おもちゃ、、、さっぱり私には意味がわからない

「おもちゃ？というか、あなた名前は？」

「オレー？しりたい？その代わりオレのことは誰にも言うなよ」
　

誰にも言わない私がそういうと彼はにやりと不気味な笑みをうかべ

「オレは風磨よろしくね神木さん」

そういうとくろいはねを残してきえてきまった

なんとなくそのはねをひろい私はロビーからとうざかった