不思議な館《フジ》 (ページ6)

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6体目ページ6

「おい、また遅かったんだって？

俺のかーちゃんがうるせえんだよ。Aちゃんは？Aちゃんは？って」

「そりゃ、おばさんに心配かけてすいません」

昨日もついつい長話をしてしまった

ちなみに、私は親が仕事で家にはめったにいない

だから、キヨのお母さんがよく面倒を見てくれていた

「んで、昨日もどこに行ってたんだよ」

「どこに行こうと、私の勝手でしょ」

「...お前なぁ...。」

でも、さすがにそこまで心配されてるというならすぐに帰らなくては...

今日はフジさんの所行けないな...

「...今日はすぐに帰りますー。」

「いつもにしてくれよ...。

ずっと親に、お前の事を聞かれる俺の身にもなってくれ...。」

そりゃすんませんね。

それから、本当にフジさんの所には行かなかった。

いや、行けなかった...。

キヨに監視されてね←

.

.

「で、なんで部屋にまでいる」

「お前見てこい。バイ母親」

はぁー。そうですか

おばさんに少し心配性のところがあるのは知ってたけど

まさかここまで...

「にしても、お前の部屋綺麗だな」

「そりゃどうも。」

「...というかさ、人形多くね？」

ちょこちょこと、フジさんから人形を貰っていたりしたので

部屋にある人形が日に日に多くなっていった

「なによ、いいじゃない」

「...んー、なんかさ。落ち着かなくね？

色んな人に見られてるみたいでよ。

特に、この人形ちょっとリアルだから余計に...」

「文句言うなら帰れ」

私はいい。

だって、フジさんの作った...、フジさんから貰った人形だから