# 52 ページ3
.
小林side
完成した料理を前に俺はもう一度味を確認する
よし、いける上出来やん
小「Aー出来たでー」
Aが居るであろう部屋に向かって
声を出すも返事はない
寝ちゃったかな?
部屋の前まで行くとドアの隙間から光が出ている
よかった、部屋におるやん
小「Aー?」
「....はぁ......っ...」
小「A?入るよ?」
直感的に俺は何かを感じた
Aが危ない
ｶﾞﾁｬ
小「....っ！」
そこには見たことない光景が
倒れているA
右手に握りしめられたカッター
左腕に流れる紅い血
小「A起きて！すぐ手当てするから」
「誠司さ、ん....行か、ない、で」
小「すぐ来るから待ってて」
「いっ.....」
小「痛い?染みる?」
正直止血できるか心配
「痛いです」
小「うん痛いな。だからさこんなことするのもうやめて
俺も耐えられなくなる」
Aの細い腕に包帯を巻きながら伝える
「でも、っ」
小「でもやない、やめてや」
「はい....」
小「そんな顔しないでや」
「.......」
そんな哀しそうな顔されても俺だって困るで?
俺の気持ち聞いてよ
小「あんな、俺Aに死なれたら生きてけない
多分、一緒に死ぬと思うねん。
だって大切な人が自分の目の前で消えようとしてるんやで?
そんな悲しいことある?絶対死なないで。」
”俺の為に生きて”
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 119人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のの(プロフ) - いい名前ですね!参考にさせてもらいます！ (2018年7月30日 11時) (
レス) id: 8f3d22619d (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 裕里さん» コメントありがとうございます！2の方にしようとおもってます。沢山誉めってもらえて嬉しいです(^O^) (2018年7月25日 18時) (レス) id: 8f3d22619d (このIDを非表示/違反報告)
裕里(プロフ) - ちなみに必読のことなんですが、私は2がいいです!今後2人のストーリーも気になるし、なによりこの作品を読みたいです! (2018年7月25日 10時) (レス) id: fb9689803c (このIDを非表示/違反報告)
裕里(プロフ) - 昨日から読み始めたんですが、面白いし読みやすくてあっという間でした! これからも頑張ってください! (2018年7月25日 10時) (レス) id: fb9689803c (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 誠智さん» コメントありがとうございます！それいいですね！参考にさせてもらいます。 (2018年7月18日 1時) (レス) id: 8f3d22619d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のの | 作成日時：2018年6月4日 1時
