episode “46” ページ46
your side
ユンギに誘われて、ユンギの行くままに着いてきたけど、
話してる途中でユンギの携帯が鳴った。
“〜？？”
なんかお兄さんが声掛けてきた。
なんか聞いてるっぽい。
『いぇーいぇー！』
“〜！！”
なんて言ってるかわかんない。
※以下通訳
“じゃあ僕達の家いこうか！！”
『いぇー！』
あれ、手掴まれてる。
どっか連れていかれるの？
『あれあれあれあれ、』
“僕の家はロサンゼルスにあるんだ！”
何言ってんのか本当にわかんない。w
とりま自己紹介しとこw
『あいむふろむこりあー！』
“すまない、こいつは俺の連れなんだ。”
あれ、ユンギ？
“なんだ、ボーイフレンドがいたんだね！”
“お幸せに！”
“ありがとう、君達もいい人が見つかるといいね。”
“ありがとう、じゃあ行くよ！”
“うん！”
あ、いっちゃった。
でもなんかユンギが笑ってた。
あれ、なんか振り向いた瞬間怖くなった。
「なんで断らなかったんだよ？」
『なんて言ってたの？』
「お前ナンパされて連れていかれそうになったんだぞ？」
『え、そうなの？』
「なんて言ってんのかわかんねぇなら、とりまアイドントスピークイングリッシュ！って言っとけよ。」
『どういう意味？』
「おいマジかよ。」
え、なんで私呆れられてるの。
「下手したら小学生でもわかるやつだぞ。」
「私は英語が話せません、って意味。」
『え、私小学生以下？』
「ん、グガより酷い。」
『ぱーどぅん？でしょ、ぱーどぅん？w』
ぱーどぅん？ってどういう意味なんだろ。
「…もう何も言わねぇわ。」
『…なんかごめん。』
「…あのさ、」
『な、何？』
「俺に歌聞かせてよ。」
『…は？』
約15分間の沈黙を破ったと思ったら
とんでもない依頼だった。
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作者名：夕羽 | 作成日時：2019年2月17日 14時
