episode “22” ページ21
俺が気持ちを伝えた日､
【回想】
「なぁ､俺がお前のこと好きっつったらどうする？」
『えー､そうですねー､引き続きよろしくお願いしますって言います。』
そう、軽く流されたんだよ。
流されたっつーか、絶対意味わかってねーんだよなw
普通女子って違う意味の“好き”でも自意識過剰に受け取るもんだろ？w
EV「ユンギ、あんた複雑そうねw」
今日はイヴヌナが髪の毛をセットしてくれるらしい。
なんせ、インフルがここでも流行ってきたらしいんだよな。
「いや､別に｡」
EV「分かってるわよ､あんたの恋事情は。w」
「…まさか､ヒョンに?」
EV「うん､私が教えた立場ねw」
おい｡ヌナ何してくれてんだよ｡
お陰で弄られっぱなしじゃねぇかw
ま､助けられたことも多いけど｡w
EV「恋歌でも書けばいいじゃないw」
「それをジスちゃんに聞かせれば､少しは気持ち伝わるんじゃない？w」
「そうですかね？w」
EV「それが伝わらなければ､三度目の正直ねw」
「でも二度あることは三度ある、とも言いますよw」
EV「3度あったらもう一度ぶつかればいいのw｣
「…分かりました｡w」
EV「よし､その意気w」
「…それにしても不思議､あんた結構わかりやすいのにw」
「そうっすか?w」
EV「だってテヒョンア達に嫉妬してるじゃん､あの子達も好き同士のライバルなんでしょ?w」
「そうなんっすか!?」
EV「え､気づかなかったの?」
「いや、スキンシップが過剰すぎる､とは思ってましたけど…w」
EV「馬鹿じゃないの､ジスちゃんを狙う男なんか、そこら中に居るんだから｡w」
「…やっぱそうっすよね…w」
EV「まー､あの子はユンギにしか目が無いみたいよ？w」
「当の本人気づいてるか怪しいけどw」
「え、マジすか?!w」
「自分に対しても鈍感だったんだw」
EV「まー､あの有名な美容学校に首席で入学、卒業したんだもん､w」
「きっとメイクで仕上がる“作品”に夢中なのよw」
「しゅ､首席？」
EV「そうよ､首席｡」
「そんな風には見えないわよねw」
「なんて言うのかしら､そんなにガッチリした印象じゃなくて､その､」
「…あ､わかる気がしますw」
その､要するにさ｡
1位っぽくねぇんだよ｡←
EV「ま､私より腕が高いのは確かだし、若い癖に｡w｣
｢本当､私ってなんなんだろw」
いや
『ユンギオッパ!!!』
『メイクさせてください!!!』
ビビった｡走ってきてんだけどかわい｡
さぁ､長い時間の始まりだ｡w
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作者名：夕羽 | 作成日時：2019年2月17日 14時
