episode “12” ページ12
YG side
宿舎に着くと、続々と入るメンバー達と、玄関で立ち止まったままのジス。
『…。』
「上がんねーのか？」
『あ、ごめんなさい、お宅のデカさに驚いてしまって…、』
「そんな驚くことじゃねぇよw」
『ごめんなさい、』
「謝ることでもねえからw」
「とりあえず入って。」
『あ、はい、お邪魔します、』
「ん。」
そう言ってリビングの扉を開けると、
いつもの癖なのか、
JN「晩御飯、晩御飯っと。」
ジニヒョンはキッチン、
NJ「ヒョン、昨日の残りホソガと仕上げてきますね、」
「あ、了解。」
HS「あ、やぁ、ナムジュナまって！」
ナムジュナとホソガは部屋へ、
TH「やった！ソファ頂き！」
JK「やぁヒョン！それはずるいです！」
JM「ジョングガ、僕が腕枕してあげようか？w」
JK「キモイです。それにヒョンよりソファの方が寝心地いいです。」
JM「ぐがぁぁ泣」
とかいって、マンネラインはソファの取り合いで見事な小学生っぷりを発揮していた。
「ヒョン。」
JN「ん？」
「飯、今日はゆっくりしてくださいって言ったじゃないですか。」
JN「あ、ごめん、つい癖で…w」
「台所のものは好きに使ってくれて構わないからね、無くなったものがあれば言ってくれたらそれでいいから！」
「はい。」
「ジス、やるから台所来い。」
『は、はいｯ！』
『し、失礼しますｯ！』
「何緊張してんのw」
『大スターの家に居るってことが信じられなくて、それに人の家の台所は勝手に入るな、と教えられたもので、』
「へぇ、意外としっかりしてんのな。」
『へ？』
「んーん、何でもねぇよ。」
“へ？”ってなんだよ可愛すぎか。
俺はニヤけるのを我慢して、早速料理に取り掛かった。
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作者名：夕羽 | 作成日時：2019年2月17日 14時
