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櫻井先生のキスにはもう大分慣れたつもりでいるけど、こういう雰囲気でのキスは慣れない。
いつも甘い感じで優しくしてくれるから、圧迫感を感じるとどうしていいか分からなくなる。
そっと櫻井先生が私を持ち上げて、先生の机の上に座らせた。
それを確認すると櫻井先生は私の腰の近くに両手をついた。
櫻井先生の顔が近い。
「……まだ言わねーの」
「だ、だって」
「……キスするよっつってんだろ」
「……」
「それとも何、してほしくて黙っちゃってんの？それじゃぁオシオキにはならねーよなぁ」
櫻井先生はちょっとだけ悲しそうにして、でも次の瞬間ニヤって口角をあげてまた私の体に吸い付いた。
さっきは右の肩だったけど、今度は正面から胸元に吸い付かれる。
さっき櫻井先生が開けた胸元のボタンがまた一つ、二つと外されていく。
べろ、と谷間を舐められた。
「っ」
「ココヨワイモンネー」
棒読みでバカにしたように話す櫻井先生。
弱いの、だからこんなことされてたら余計言えなくなる。
「な、何でですか」
「何が？」
シャツをスカートから引き抜かれた。
そしてその隙間から櫻井先生の手が私の背中を伝う。
「今までも確かに言われてたけど、でも、本気じゃないって」
「いつでも本気だったけど」
櫻井先生の手が止まった。
それと同時にその大きな瞳に射抜かれる。
「４年間も言って伝わんなかったって……すっげー悲しいんですけど」
「あ……」
「じゃぁ俺が今まで言った言葉の中で信じてる言葉って何なの？もしかして全く信用されてねーの？」
櫻井先生のその言葉に否定をしようとしたけど、止めてしまった。
全部信じてるに決まってる。
自分に都合の悪い言葉だけ無かったようにしただけ。
最低だ。
「……ごめんなさい」
「……それは何についてのごめんなさい？」
「……」
「はぁ」
櫻井先生が溜息をついて、私の背中に寄せてた手をシャツの中から出した。
櫻井先生に両手で頬を包まれる。
優しくて温かくて安心する厚い手。
「俺は嘘つかないよ。ずっと本気でAのことが好きだし、だから何でもしてやりたいし、ワガママかもしれねーけど俺のことも好きでいてほしいって思う」
「……先生」
「ずっと言ってるじゃん、俺の嫁にしてやるって……それも信じてない？」
そう言う櫻井先生の目は悲しみに溢れている。
こんなこと言わせたいワケじゃない……
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やっち(プロフ) - うわん。続きが読みたいです。帰ってきてください〜 (2021年10月30日 20時) (
レス) @page31 id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
cori(プロフ) - mayuさん» 本当にこんな事になってしまって、皆さん毎日を無事に過ごされることでいっぱいいっぱいですよね（涙）少しでもお役に立てればと思ってたのですが…半年後くらいには戻れたらいいなと思います！ありがとうございます…！ (2020年4月25日 0時) (レス) id: d86fdce482 (このIDを非表示/違反報告)
mayu(プロフ) - coriさん» お返事ありがとうございます。そうだったのですね！こんな時ですし、お身体大事にしてください。。戻ってきて下さるの、いつまでも待っています！！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: 862aa3f0aa (このIDを非表示/違反報告)
cori(プロフ) - mayuさん» mayuさんお久しぶりです！いえ、11月の事も年始の事も当時はモヤモヤしましたが現在は大丈夫です。今回は私の体調面というか家庭の都合でいっときお休みをさせてもらうことにしました。書きたいけど書けない状況でして…また戻ってきます！その時はよろしくお願いします (2020年4月24日 12時) (レス) id: d86fdce482 (このIDを非表示/違反報告)
mayu(プロフ) - coriさん、私と同じで未だモヤモヤしてるのでしょうか？ただの憶測ですけど...私まだモヤモヤを払拭できずにいます。でもcoriさんの書くお話は大好きなので、いつかまたどんな形でも読める日を楽しみにしていますね！お互い乗り越えられるといいですね！ (2020年4月23日 22時) (レス) id: 862aa3f0aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cori
| 作成日時：2019年7月28日 22時
