バラ（赤）(((Matori.H ページ11
･
hnm さん リクエスト
ありがとうございます！！
午後8時。
今日もお決まりの残業。
真っ暗な室内の中、2つのパソコンの明かりだけが漏れる。
“2人” というのは、私と2歳年上の林先輩のこと。
フレンドリーで仕事もできて、頼れる先輩。
残業なんて珍しいな。なんで彼のことで頭がいっぱいになる。
集中しよう、と再びキーボードの上に手を置いた時、
「……つめった……！！」
ほっぺたに冷たいものがあたった。
ふと、上を見上げると私を見下ろす林先輩の姿が。
「先輩……？？」
「なんか、ぼーっとしとったからコレどーぞ」
そう言って差し出されたのは、さっき私のほっぺたに当てたであろう、いちごオレ。
「いいんですか？？」
「えーよ？休憩しよーや」
林先輩は私の隣のデスクに腰を下ろして、コーヒーを開けた。
「Aちゃんって、毎日これぐらいの時間まで仕事しとるん？」
「まぁ、そうですかね……」
「凄いなぁ」
「そんなことないですよ？ 笑
私の仕事のスピードが遅いだけですから 笑」
「……残業して良かったわ」
「え？)
「Aちゃんの笑顔、こんなに間近で見れるん、嬉しかってん」
そう言うと、ニコッと爽やかに微笑んだ林先輩。
ダメだ、ダメだ。
こんなんで期待しちゃ。
恋愛経験も豊富そうな先輩からしてみれば、こんなの普通かもしれないのに。
「も、もう！からかわないでくださいよ！！笑」
顔が火照るのを隠すために、パソコンに目を移したのに、パソコンは林先輩の綺麗な指によって閉じられてしまった。
「からかってなんかないで？
もうさ、早く俺に溺れてくれん？
Aのこと好きやねん」
はい、とも、いいえ、とも言わせてくれないイジワルな先輩はそっと私の唇にキスをした。
少しだけ唇が震えているのが、愛おしくって次は私から。
もうとっくに、溺れていますよ、と想いを込めて。
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リクエストありがとうございました！！
お久しぶりです！！
遅くなってごめんなさい！！
これからもよろしくお願いします！
続く
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ののの(プロフ) - ゆいさん» リクエストありがとうございます！！了解です！ (2019年4月1日 15時) (
レス) id: 40f14a4fb1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 龍太くんのお話が見たいです！設定はなんでも良いです」 (2019年4月1日 12時) (レス) id: a927a9e11e (このIDを非表示/違反報告)
ののの(プロフ) - hnmさん» ありがとうございます！！！笑近いうちに更新しまーす！！！笑 (2019年1月27日 15時) (レス) id: 40f14a4fb1 (このIDを非表示/違反報告)
hnm(プロフ) - リクエスト失礼します！真鳥くんのお話でオフィス系の話が読みたいです！いつも楽しく読ませてもらってます！！大好きです！！ (2019年1月26日 23時) (レス) id: 5e2b909aa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ののの | 作成日時：2018年12月1日 19時
