救済に来た転生者は目立ちたくない【鬼滅の刃】【完結】

53「診察」 ページ6

コンコン









善逸と話していると、部屋のドアをノックする音が聞こえ、開けられた








？「紅城さん




紅城Aさんはいらっしゃいますか」




善「ヒッ！！！」





善逸が部屋に入ってきた二つ結びの青髪の子にビビり、自分の後ろに隠れる






「あっ、はい




紅城でーす」




？「あなたが紅城Aさんですか







私は神崎アオイと言います







以後お見知り置きを








しのぶ様から診察へのお呼びがかかっているのでご同行をお願いします」






アオイちゃんは礼儀正しくキビキビと話す









「分かりました








じゃあ

また後でね、善逸、伊之助」









善「じゃ、じゃあな」





伊「……」









自分は善逸と伊之助を部屋に残して、アオイちゃんに付いて行った








.









.









診察室の前まで来ると、アオイちゃんは部屋のドアをノックし、「失礼します」と言って開ける





中にはしのぶさんだけがいた









炭治郎もさっき診察室に行ったはずだけど…



すれ違いになったのかな









ア「紅城Aさんをお連れしました」








し「ありがとう、アオイ




下がっていいですよ」






ア「はい、失礼しました」



アオイちゃんはキビキビと廊下に出て、診察室のドアを閉めた







し「先程ぶりですね、紅城君


どうぞ、その椅子に座ってください」





「あっ、はい」




しのぶさんの目の前にあった椅子に座る






し「では、今から診察を始めます




まず、羽織と隊服を脱いで、刀を外してください






ああ、ワイシャツは着たままで結構ですよ」









指示された通りに羽織と隊服を脱ぎ、指定された籠の中に置き、隣に刀も置く






し「それでは腕の方から触診させてもらいますね







両腕を前に伸ばしてください」







両腕を前に伸ばすと、痛くない程度に丁寧に腕を触ってくる









ある程度触り終えると、机の上にある紙にスラスラと何かを書き込む







し「……はい、問題無いです






次は背中ですね







後ろを向いてください」








背中をしのぶさんに向けると、先程と同じように触ってくる









腕を触られたときも思ったんだけど、しのぶさんの手って小さいよなぁ






握手した時とか力入れすぎたら骨折れそうで怖い((怪力








確か原作でもコンプレックスみたいなことを言ってたような…









……あまり話題に出さないでおこうっと

54「診察2」→←52「診察の合間」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す