救済に来た転生者は目立ちたくない【鬼滅の刃】【完結】

84「頼み2」 ページ37

産「………」









「……無限列車で倒れた後





昨日、蝶屋敷で目を覚まし、しのぶさんに色々と質問をしまして





自分が倒れた原因を聞くと





















寿命が近い、とのことでした」












「……そのことは自分でも前々から気づいていました









寿命が短いことも

















………自分には既に "痣" が出現しています」












産「！……痣が…」










「はい








出現したのは結構前なので

おそらく、この時代は自分以外はまだ痣が出ていないと思います









痣が出現した者は25歳以上は生きれない、ですよね」









産「……A




君はどこまで知っているんだい…？」









「……それについてはあまり言えません











申し訳ないですが、話を進めますね

















痣が出て



更に、独自の呼吸の、ある一つの型を使うと










寿命が少しずつ縮んでしまうんです










寿命が縮むことは痣が出る前から知っていましたし、出た後も承知の上で何度も使いました











無限列車で倒れたのも、その型を使ったので、寿命が縮まり、反動が来たのでしょう








自分の予想だと、あと一週間もしない内にこの世を去ります







なので、今のうちにお館様のご病気を治し、柱の就任を断らせていただきました











今まで何も言わず、申し訳ありませんでした」







頭を、下げる
















産「A、顔をお上げ」







その声は、いつもの穏やかな声色だった




















………顔を、ゆっくりと上げる















産「……Aは今まで皆のためを思って行動をしてくれた





その行動で助かった人達も大勢居たはずだ







Aが謝ることなんて無いんだ








今まで、本当に、ありがとう」










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寿命が近いとどういった症状が起きるのか作者自体あまりよく分かってないので、ネットを駆使しつつ想像して書いてます




違うところがあったり違和感を覚えたりするかもしれませんが、ノリで読んでいただけると幸いです

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