救済に来た転生者は目立ちたくない【鬼滅の刃】【完結】

81「産屋敷邸にて」 ページ34

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産「今日は来てくれてありがとう、A」






「滅相もありません



久方ぶりです、お館様」







次の日



自分は産屋敷邸に来ていた







今日の朝に鴉から報告をもらい、隠の人に背負われてやって来た




無限列車の仔細報告がメインだが、他に話しておきたいことがある






そのためにも先に仔細報告を済ませておきたいので、お館様に無限列車での出来事を話す










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産「……なるほど





報告ありがとう



杏寿郎や炭治郎達の報告もあわせて、今後の対策を練っていくよ」





お館様の隣であまね様が話の邪魔にならないように声をひそめながら指示を出し

ご息女様達が紙に猗窩座と魘夢の特徴や無限列車での出来事をスラスラと書いている








産「杏寿郎と炭治郎達、それにAのおかげで

誰一人も死,ななかった





皆が無事だったことを嬉しく思うよ」





お館様は本当に嬉しそうに微笑んだ






それもそうだよな






上弦の鬼なんかが出たら、ほぼ100%誰かが死,ぬし



なんなら、隊士や柱の人が死,んでもおかしくはなかった








けれど、今回は‪誰一人として死,ななかった





死人が出なかったのはお館様にとっても嬉しいことだろう








産「他にも杏寿郎や鴉たちから






Aが上弦の参を倒した、と報告をもらったんだ」







………やっぱバレてますよねぇ……




しのぶさんが知っているということはお館様もほぼ確実に知っているということなんですよねー







ハハハッ
















……はぁ…







産「それで、もし良かったら








柱にならないかい？




A 」






「…………そのことも含めてですが、いくつかお話したいことがあります






お話するお時間を少々もらってもよろしいでしょうか？」









産「いいよ




なんでも言ってごらん」

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