71「無限列車編2」 ページ24
.
.
.
「(………!見えた…!)」
周りに対する配慮が無いかのような轟音と
大抵の人間には出せない速度で走る汽車を捉える
あれが無限列車なのか確認するために気配を探ると
炭治郎達と鬼の気配を感じ、無限列車だと確定した
汽車に乗り込もうか迷ったが、無闇に近寄ると鬼にバレるかもしれないのであえてしなかった
そのため、周辺の森の中を
汽車の後を追うように走り続ける
汽車が走行しているってことは
まだ倒してないのかな
汽車の窓から中の様子が見え、目を凝らすと
座っている人が全員目を瞑っていて、推測が確信に変わる
猗窩座が来る前に着けて良かった…
……でも、ここからどうしよう
魘夢を倒すのに協力してもいいのだが
何度も手助けすると、原作が大幅に改変してしまう可能性もある(既に改変しているが)
それに、今回の任務は猗窩座が来るまで死人が出ることは無いので
手伝わなくても炭治郎達だけで何とかできる
むしろ、ここで手を貸しても炭治郎達が成長する機会を減らしてしまうかもしれない
それは駄目だと思い
猗窩座が来るまでは汽車を追いかけるだけにした
.
.
《ギャアアアア!!!》
悲鳴に近いような大音量の断末魔が聞こえ、汽車が横転する
中から多くの人が外に出てくる
一通り見た感じ、怪我人は居つつも
命に別状がある人は居なさそうだった
それを確認した後、僅かながら炭治郎達の方に向かってきてる鬼の気配を感じ、森の中を走る
.
.
誰にも気づかれることなく一両目辺りに着き、再度森の中から様子を伺う
杏「全集中の常中ができるようだな!
感心感心!」
炭「煉獄さん…」
良かった……二人とも生きてる
煉獄さんと炭治郎が会話しているのを見て、二人の生存を確認できたので、安堵のため息を静かに吐く
気配で分かるとはいえ、きちんと確認しないと、やはり落ち着かない
杏「常中は柱への第一歩だからな!
柱までは一万歩あるかもしれないがな!」
いや、辛辣
653人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しぐ - すご (8月20日 15時) (レス) @page42 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
U - 一気読みしました。 面白かったです!! (2023年1月17日 12時) (レス) @page42 id: e315cc16fd (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 優月さん» 読んでいただきありがとうございます!この作品を楽しんでいただけて嬉しいです!不定期ですが、更新頑張ります!! (2022年1月8日 0時) (レス) id: 7cc1ce2217 (このIDを非表示/違反報告)
優月(プロフ) - いつも拝見させていただいています!ほんとに面白くて更新楽しみです!これからも頑張ってください! (2022年1月7日 21時) (レス) id: 2ec0497ee9 (このIDを非表示/違反報告)
火星 - テストの点数いいといいですね。テストお疲れ様です。【返事が返って来ると嬉しいですね。】 (2021年12月20日 0時) (レス) @page23 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナツ | 作成日時:2021年9月18日 21時