救済に来た転生者は目立ちたくない【鬼滅の刃】【完結】

68「任務の合間2」 ページ21

……まあ、何はともあれ




話し終わるまでちゃんと座って聞いててくれるし

最近は相槌をしてくれるようになったから

少しずつ距離は縮まっていると思う、多分



カナヲちゃんの変化を嬉しく思いつつ、｢おーい、カナヲちゃーん｣と声を掛ける









.













.













「(………暇だなぁ…)」






若干つまらなそうな顔をしながら蝶屋敷の廊下をゆっくり歩く






あの後、しばらく談笑していたのだが

途中でカナヲちゃんに任務が入ってしまい

お開きになってしまった




生憎、自分は任務が無いので
暇になってしまったのだ










「(やる事ないしなぁ……




炭治郎達の所に行こうかな……)」















？「あ、あの！」










後ろから声をかけられ、振り向くと





























尾「ひ、久しぶり…」









患者服を着た尾崎さんが立っていた













「ああ、尾z……こないだのお姉さんじゃないですか！



お久しぶりです」





気配で察していたので大して驚きはしないが、一応少し驚いたフリをする










「あれからどうでしたか？



怪我の治りは順調ですか？」







尾「ええ

貴方の応急処置のおかげで治りが早いわ





それにあの時、お礼を言えてなかったわね







ありがとう」





そう言うと、尾崎さんは深々と頭を下げた









「(…礼儀正しい……)そんな…！


顔を上げてください……





お礼を言われるほどのこと、自分はやってませんよ」










尾「いいえ





貴方のおかげで助かったも同然よ







前の任務でも……





今もそう












私ね、蝶屋敷で機能回復訓練を受けているの







貴方が前に言ってた鍛錬よ


















受けてみて分かったわ



















自分の実力の無さを」

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