救済に来た転生者は目立ちたくない【鬼滅の刃】【完結】

66「合同任務3」 ページ19

カナヲ「………なんで、そんなに…考えられるの？」




















………何を？？？












何について言われているのか分からず、困惑していると

まるで心を呼んだかのように続ける












カナヲ「……作戦を考えた時も…そうだったけど…







さっきの鬼を倒す時も………








鬼の攻撃が変わったら……すぐに型を変えてた








それも……私や植物になるべく当たらないように…







私でも……あんなに早く型を変えられない……」



















……カナヲちゃんの観察力高すぎでは？？









自分が型を変えたこと、よく気づいたなぁ






身振りとか動きとか極力減らすようにしてたんだけどな…










「うーん……








鬼って規則的に動くわけじゃないし……






どう動くか分からないから






いろんなこと考えて予測して






自分が思うままに行動しているから……かな」









カナヲ「…………自分が思うままに…？」







「そう、自分が思うままに








例えば、お腹減った時にうどん食べたい、とか







お店でいいなって思ったものを見つけたら買う、とか








自分が思うままに………その時の感情で行動する、っていうのも大切だよ」









カナヲ「…………感情で……」








「……カナヲちゃんもこれやりたいとかあったら素直に言ってみるといい





きっと皆喜んでくれるよ」






カナヲ「………うん……」








少し照れたように頷いて返事をしてくれた













ほとんど感情が無くなってしまったカナヲちゃんが


思ったことを口に出すようになったら





皆嬉しいだろうなぁ

67「任務の合間」→←65「合同任務2」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す