救済に来た転生者は目立ちたくない【鬼滅の刃】【完結】

63「合同任務」 ページ16

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半刻______一時間くらい経って日が落ちたので、カナヲちゃんと共に山に入った









暗闇の山を気配を駆使して練り歩く





鬼の気配は大方掴めているので、そちらの方角に向かっている

















………のだが






カナヲ「………」






カナヲちゃんは先程の集合の時や原作でもそうだったが、あまり喋るタイプでは無い


それに加え、自分もベラベラと話せるほどのコミュ力が無い





それ故に、山に入ってからというもの自分とカナヲちゃんの間に沈黙が流れていた










どうしよ……





何を話せばいいのか……








話題……わだい………











「……カナヲちゃんって好きな食べ物とかある？」









カナヲ「………ラムネ」





「そっかぁ………ラムネって甘くてスッキリするよね〜…」




カナヲ「……」ｺｸﾝ












……………













……か、会話が続かない…








「…ほ、他に好きな食べ物ってある？」





話を続けるために他に好きな食べ物が無いか聞いてみた












カナヲ「…………アオイが作ったもの……全部」








「！…………なるほど…






昨日は蝶屋敷に泊まらせてもらったんだけど




多分アオイちゃんが作った、のかな？







夜ご飯と今日の朝ご飯、凄く美味しかったよ








カナヲちゃんが好きになるのも分かる気がするよ」






カナヲ「！……」ｺｸﾝ








カナヲちゃんの表情が今までの感情があまり感じられない笑顔から

一瞬だけ本当に嬉しそうな笑顔に変わった












本当にアオイちゃんのことが好きなんだということが分かるくらいに








その後も歩みは止めずに、そのままアオイちゃんや蝶屋敷のの人達のことについて語り続けた

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