救済に来た転生者は【鬼滅の刃】【完結】

24「ド低音上半身裸猪」 ページ25

ド低音猪「アハハハハハ!!

鬼の気配がするぜ!!」





　





善「あっ!あいつ…」



ド低音上半身裸猪の姿を見た善逸が声をあげる




「善逸はあの、人?のこと知ってるの?」






善「うん…




声聞いてわかったんだけど





　




あいつ、五人めの合格者なんだ


最終選別の時に誰よりも早く入山して誰よりも早く下山した奴だ

せっかち野郎!」




すると、ド低音猪は箱に目を向け「見つけたぞオオオ!!」と言い、箱めがけて走った




善逸はヤバいと判断したらしく、間に割り込み「やめろーーーーー!!」と言った





善「この箱には手出しさせない!!

炭治郎の大事なものだ!!」


ド低音上半身裸猪は一瞬キョトンとする


ド低音猪「オイオイオイ!何言ってんだ!



その中には鬼がいるぞォ

わからねぇのか?」

善「そんなことは最初からわかってる!!」




箱を庇う善逸と二本の刀を持ったド低音上半身裸猪


傍から見れば、ド低音上半身裸猪の方がいじめているように見えるかもしれない


しかし、話を聞けばド低音上半身裸猪の言い分の方が合っている





　







鬼殺隊は鬼を滅す組織である






鬼を倒さない、その上、鬼を庇うなど鬼殺隊士としてあるまじき行為である






そんなことが他の隊士、特に柱達に知られれば、階級の剥奪は免れないだろう






　






　








だが







それはあくまで人を一度でも喰った鬼の場合だ(・・・・・・・・・・・・・・)




　






禰豆子ちゃんはまだ人を喰っていない



原作通り進むのなら、これからも人を喰わない







　





だから自分も





「正一君、しばらくあそこの草むらで耳を手で塞いで森でも眺めて待っててくれるかい?」



正「う、うん

分かった」



「ありがとう



もし、何かあったら叫んでくれ




すぐに助けにいくから」



正「うん」







　




　



善「俺が……俺が……直接炭治郎に話を聞く




だからお前は……




　




引っこんでろ!!!」






ド低音猪「……アァ!!!?」








「一回





落ち着け




猪」






禰豆子ちゃんを庇う

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