【鬼滅の刃】転生者は悪女に嵌められて2【完結済】

72「不気味だな…」 ページ26

ここ数日、何故か鬼の出没が無くなった









嵐の前の静けさと言えば聞こえはいいが、正直不気味









私はお館様から話があるので来てほしいと言われ、産屋敷邸に向かっている









.









.









産屋敷邸に着きお館様の部屋まで案内される









ｺﾝｺﾝ






「失礼します」








産「いいよ、入ってきて」









私は部屋の中に入る









産「来てくれてありがとう、A」







「いえいえ、大丈夫ですよ!」









産「そう言ってくれると嬉しいよ









さて、本題に入ろうか









今日、Aを呼んだのはね









近々始めようと思ってる柱稽古についてだよ」









「………柱稽古…ですか?」









産「うん









実はね最近、隊士達の質が落ちていると聞いてね









今はちょうど鬼達が出没しなくなったからこの機に質を上げようと思ってね









それで明日、柱の皆を集めてその話をしようと思ったんだ」









産「A一人だけ呼んだ理由は



最近、柱の子達とあまり仲が良くないように見えたから個別で聞こうかなって思ってね」









「…お気遣いありがとうございます」









産「大丈夫だよ」









産「それで





Aはどうする?






柱稽古に参加するかい?」









「………いえ、お断りさせていただきます」









産「…そうか……」









「…理由として






柱達と一緒にやるのが嫌なわけではありません









柱の仕事は担当地区の警備に情報収集等々…









とにかく忙しいです









鬼達が出没しなくなったからといって警備をしないわけにはいきません









なら私は今回、柱稽古に参加せず、代わりに柱達の担当地区を警備をした方が良いと思います









その方が柱達は柱稽古に専念出来るでしょうし、それによって隊士達の質も上がると思います」









産「確かにいいが……





そうすると、Aが一人で警備をすることになるよ?」









「構いません







お館様も知っていると思いますが、私は鬼殺隊の中でも強い方です









一人でもできます」









産「…うん、そうだね







じゃあ、Aには警備をお願いするね








柱の子達には私から話しておくよ」









「御意」

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