第三体育館組飼い始めました (ページ8)

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どうにもこうにも離してくれない

なにをしようとずっと固定したまま

バタバタと足を動かしても反応しない

『だれかぁ』

コンコン

扉を叩く音が聞こえた

「チワー…す…」

『黒尾くん！ちょっと助けて』

「あ～…どういう状況？これ」

『後で話すから…！』

そう言って、どうにか2人から離してもらうのを手伝ってもらった

"ありがとう"とお礼を言うと"どういたしまして"と軽く返してくれた

「おはよう、A～」

「おはよ」

『やっと起きた…』

あくびをしながらやっと起き上がった2人

ベットから起き上がると私を無視して黒尾くんのほうに寄っていった

「ちょっと黒尾クン、お話が」

「あ？」

そういうと隅っこで黒尾くんの肩に手をかけながら

私には聞こえないくらいの小さな声で話しはじめた

「わかってると思うけど、いい感じの雰囲気だったのわかるかな？」

「いや、まったくわかんねぇな～」

「黒尾さん、邪魔しないでくれますか」

「お前ら、わざとやってたのかよ」

「そうにきまってんじゃん！」

『ねぇ、なんの話ししてるの？』

話していることがすごく気になって

後ろから声をかけると徹は

「な～んでもないよ☆」

と、周りにキラキラとオーラを出しながら振り返った

絶対なんかあった。