いや、あの…幼馴染…だよね？【まいぜんシスターズ】【ぜんいち】

3cm近づく。 ページ4

そして騒ぎを起こしたバカシルバを怒鳴りつけると、席に着く。




ん？ぜんいちいる…




一体どこ行ってたんだろ？




それになんか目の周り赤くない？




気になることは山ほどあったが時間は関係なしに流れてホームルームが始まる。




先生は昨日と同じようなことつらつら並べて満足そうに出て言った。




そして一限目が始まる。ぜんいちの得意な数学だった。




数学得意とか言っといてなぜ他のも点数高いんだろー、ほんと天は何物でも与えるんだね。一個くらい分けてくれよぉ〜。





「えー、ではこの問5、この方程式を解いた上で、これが答えである証明を、えーと、閑谷さん、(ぜんいち)お願いします。」





さぁ、ぜんいちの見せ場！いつも通りパパッと答えちゃって下さい！









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……………ん？ぜんいち？






「閑谷さーん、聞こえてますか？」




先生が呼びかけるが返事なし。





シャーペンは持っているものの手は止まってぼーっとしているのがわかる。






すると隣のマイッキーがシャーペンでつついているのがわかる。





「え、あっ！すみません。




問7でしたっけ？」





「…………閑谷さん、体調が悪いなら言って下さい。




今は問5ですよ。」






「すみません、問5は、まずこのx3とyの二乗、この二つの中のxyを求めると言うことでして、まずこの方程式は三次方程式でし…」





どうしたんだろ、変なぜんいち。





答え終わった後も眉を下げて悲しそうな顔をしているのがわかる。






体調、悪いのかな。





色々考えモヤモヤしてながらも



ぜんいちのことを心配していると、





「神楽Aさん、問7をお願いします。」





いきなり名前を呼ばれて動揺する。





『えっ、あっ、は、はい！




えーと、この問題は……』




すると、





「なんだよ早速浮気かよ〜。」





「二股良くないよー」





などと言われる。





二股じゃないしそもそもぜんまい先輩と付き合ってないから！







『ち、違うわい！！』





焦ってつい大声を出してしまう。





すると背後から、



「何が違うんですか？神楽さん？(圧」





いつの間にか移動している先生の低い声が聞こえる。





『え？あ、あは、あはは…….』





あいつらマジで絶対に許すまじ！！！

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