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しばらく走り続けた頃
私の目に音を立てながら振動する光るものが入った。
一瞬足を止めたが、早く逃げなきゃと進もうとしたとき
１つの希望であってくれ、、と "それ"を耳に当てた
「あっ、もしもし？それ俺の携帯なんや『お願いたすけて！たすけて！！！！！』」
相手の男の人の声も聞かずにただ助けを求めた。
「えっ、、なにどうしたん？なに？」
電話の向こうで軽いパニックになっているその人に必死に伝える
「男のっ、ひと、、、襲われ、、、、◯◯◯◯大学第２キャンパス、、！たすけて！！！」
そこまで言い終わると恐怖からか手が震え携帯を上手く持っていられなくなった。
誰にも頼れない、逃げるしかない
ふと後ろを振り向くと、さっきまで苦しそうにしていた男は少し回復しているのかまだ追いかけてきている。
「逃げなきゃ、、」
もつれそうになる足を必死に前に出し逃げた。
縮む距離にまた恐怖を覚え上手く走ることができない、声も出ない。
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作者名：Ｓ | 作成日時：2018年9月3日 1時
