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“今度からは大丈夫っすよ。俺がちゃんと面倒みるんで。”
「ねぇ、どういうつもり?」
「ん?」
先輩がいなくなったから、私はもう本性をさらけ出す準備をする。
「私たち、付き合ってます発言みたいなして!」
「え?したっけ?」
私から目をそらして遥輝は先に歩き出した。
もう、予鈴はなっている。
早くしないと先生が来るのに。
モヤモヤ、する。
「……そんな顔すんなよ。」
私に背を向けたまま、そういった。
どういう意味?聞く前に、遥輝は席に戻っていった。
*
別に、先輩と付き合いたいとか高望みしてるわけじゃない。
でも、
嫌いにはなってほしくないとか。
後輩としてでも、好きになってほしいとか。
そんくらいの、望みはあるの。
あの日の生徒会室からすべてが始まった。
私の恋が始まった。
「Aさん、昼休みまたお願いね。」
二時間目の矢代先生の授業前。
「はい。」
また、タワーの仕事が入った。
「A、放課後また生徒会ね。」
四時間目が終わって、手を洗いに行ってた時。
「はい。」
今日も、また生徒会。
*
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瑠璃(プロフ) - ハムさん» ありがとうございます!これからもぜひお付き合いください! (2017年3月21日 15時) (レス) id: 578acd86f7 (このIDを非表示/違反報告)
ハム - めっちゃキュンキュンします…/////// (2017年3月12日 16時) (レス) id: 5b86c41bd0 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!!更新がんばるので、これからもおつきあいお願いします!! (2017年3月11日 14時) (レス) id: 578acd86f7 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - らんさん» コメントありがとうございます!!…結末はハッキリ言うともう決まってるんですけど…楽しみに待っていてください!!更新がんばります!! (2017年3月11日 14時) (レス) id: 578acd86f7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - すごい面白いです!選手が先生なんて良いですね〜。これからも頑張ってください! (2017年3月11日 10時) (レス) id: 11e0fd23e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠璃 | 作成日時:2017年1月11日 16時