北海道立ハム幼稚園

しつもんたいむ２ ページ4

＊







駄目よ、A。


幼稚園児ごときに乱されてはいけない！








「はい、じゃあ、次！質問ある人いるかなー？」







≪ヒソヒソ・・・≫

　「くそがきってにゃに？」

　「わかんない。」

　「うちのママが言ってたけど、よくない言葉なんだよ！」









≪ジー・・・≫


　




「・・・なによ。」







遥「僕・・・クソガキって言われた・・・。」


卓「・・・。」


拳「大丈夫だよ！遥輝は悪くない！」









え、ちょっと待って。


なんで、私が悪いみたいになってるの？


え？なんで？え？









「遥輝君？君、先生になんて言ったんだっけ？」


遥「・・・お美しいでしゅねって言った。」







・・・クソガキ。






拳「俺も聞いたもん！遥輝は先生のこと褒めたもん！」






お前もクソガキかこのやろ。






卓「・・・。」




「どうしたのかな？卓也君？」





卓「・・・。」








なんか、話せやこのやろ。







卓「はりゅきは、しぇんしぇいのころほめたもん！」








カミカミだな、おい。


かわいいな、おい。





ことを「ころ」っていうとかなに。


萌えるんですけど。









拳「なぁ！卓也！言ったよな！」




卓「コクン」









なに、もしかして私が悪いの？


え？なんで？









拳「先生！遥輝をきずつけたんだから、
　 ごめんなさいしないとダメなんだぞ！」






・・・クソ。






「遥輝君、ごめんね。」


遥「いいよ！許してあげる！」









あげるってなんだよ、このやろ。


は？



なんで上からなんだよ。









≪フニ・・・≫






遥「やっぱ先生まな板だね。」


拳「本当だ。」









ぶっとばすぞこら。









「遥輝君、拳士君。先生傷ついたなー。
　
　そういう時、なんていうんだっけ？」






遥「・・・許せよ。」


拳「・・・まな板。」








・・・。









「うっせぇええええ！

　これは、さらし巻いてたからつぶれたんだよぉおおおおおおお！！」









＊

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