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第157話 ページ7

* side中島 *









「お疲れ様でしたー。」





空港についたのはついさっきのこと。


そして、そのままバスで移動。


ほとんどが札幌に住んでいるので、解散は札幌ドーム。




各自停めておいた自分の車に乗り、帰る。



若い奴らはまとめてバスで寮まで行くらしい。







久しぶりに乗った自分の車。


居心地がいい。


好きな歌が聴けて落ち着く。







車なのですぐにマンションについた。


車を駐車して、中に入る。



懐かしい。





エレベーターに乗ったらすぐについた。


毎日乗ってたはずなのに、その速さに驚く俺がいた。






歩いてすぐに俺の角部屋についた。


やっぱり角はいいな。改めて思う。






彼女の家の前を通るとき、すごく心臓が暴れた。


………期待した。


彼女がタイミングよく、でてくること。



でも、ダメだった。



そうだ、そんな簡単にタイミング合うはずがない。







鍵を久しぶりに開けた。


冷蔵庫も空っぽにして、ブレーカーを落としていったのでブレーカーを上げた。




電気をつけて、部屋に明かりを灯す。






とりあえず椅子に座った。


テレビをつけて。






今日の夜はなにも食べなくていいか。





違うことを考えても出てくるのは彼女の顔。


あのときの彼女の言葉。






今、いるのかな。





あの後、自分なりに考えて、気持ちをちゃんとまとめた。



伝えなきゃ、そう思っても、体が動かない。


拒んでる、彼女に会うこと。




でも、言わなきゃ。


言わなきゃダメだ。







動かない自分に喝を入れて、バッと椅子から立ち上がる。






脱いだ靴をもう一度履き、ドアノブに手をかける。




そこでもやっぱり体が鈍くなる。



………ダメだ、動かないと。









ガチャ…………





扉を開けたら、そこにいたのは彼女だった。



毎朝会ってた時と同じ。








声、今度こそ、出さないと。








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設定タグ:中島卓也 , 北海道日本ハムファイターズ , プロ野球   
作品ジャンル:恋愛
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風林火山(プロフ) - ありがとうございます! (2016年11月16日 22時) (レス) id: b1746ad74b (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 風林火山さん» 中島卓也の苗字をローマ字で打っていただければ見れると思います。 (2016年11月16日 21時) (レス) id: ce8968eb7e (このIDを非表示/違反報告)
風林火山(プロフ) - 新しい小説のパスワードを教えてもらってもよろしいでしょうか? (2016年11月16日 20時) (レス) id: b1746ad74b (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - しずかさん» いろんなとこにコメントありがとうございます。笑 ちょっと嫉妬する中島さんを書きたくなって。笑 夏菜子ちゃんの話は大人っぽくしてみました。笑 はい!たぶん、これからはファイターズ一筋です!笑 (2016年8月2日 17時) (レス) id: 16900560c8 (このIDを非表示/違反報告)
しずか - オマケとか番外編とか最高です(=´∀`)大谷君のいじりが面白かったです笑夏菜子さんが好きな人のために一生懸命になってるところがすごく印象的でした!他にもたくさんファイターズの小説を書いてくださると嬉しいです! (2016年8月1日 23時) (レス) id: 5e9821f23f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃 | 作成日時:2016年6月16日 17時

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