第16話 ページ16
* side中島 *
「ご飯できてるよ。」
Aの後に続いて中にはいる。
また、俺のサイン入りのユニフォームが目に入った。
「手伝うもの・・・」
「ないよ。いつも言うから先越してもうテーブルに並べちゃいました。」
・・・彼女は、頭がキレる。
「なんか、悔しい。」
「ふふ、いいの。卓也は早く手!!」
「はいはーい。」
彼女につられて俺も笑う。
俺が洗面所に入っても、Aは俺の近くにいた。
「そうだ、明後日仕事の面接になったから。」
「うん。頑張ってね。」
「ありがと。」
Aが仕事始まったら、俺にご飯つくるの大変になっかな。
「大変だったら言ってね。俺、コンビニ弁当でも買って食うから。」
「ありがと、お気持ちだけで。」
「本気だよ?」
「いいんだってば、これは私がしたくてしてるの。
逆に、卓也がここに疲れてて来るの大変だったら言ってよ?」
上目遣いで、俺を探るように。
Aは、ずるい。
そのかわいさが、ずるい。
だから、言ってしまうのかな。恥ずかしいこと。
「疲れてても、Aの顔見たりするだけで疲れなんか吹っ飛ぶし。」
ボソッと、もし、Aがもう少し遠くにいたら聞こえないような声で。
「え?」
「・・・・あっ、違う!今の違う!いや、違わないけど!
・・・忘れて・・・。」
また、2人の顔がみるみるうちに赤くなっていく。
いつも願う、顔が赤くなんないだけで、もう少し恥ずかしい度が違うのに。
「忘れない、これも思い出にしようって言ったでしょ?
私だって、卓也のおかげで疲れ吹っ飛ぶんだから・・・。
おあいこ、ね?」
「・・・うん。」
鏡に映った俺の顔はみっともないくらいに赤く、笑ってた。
*
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瑠璃(プロフ) - fumiさん» いつもありがとうございます!なんか、フミさんの感想いつもおもしろくて好きです。笑 …、ま、ま、まぁ。甘くできるようにが、頑張ります。笑 プリンちゃのお世話ご苦労様です。かわいがってくださいね。私は宿題に追いつめられてます。涙 (2016年4月1日 18時) (レス) id: f50f5dce67 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - 瑠璃さん» 待ってました。はみ出し企画!笑 こういうの私大好きです(*^o^*)リクエストですかぁ...うーん。あんまり本編を読めてないんですが、キスとか...キスとか...あの、えっと...///もっと甘くして下さい(^_−)−☆ 甘くなったらご報告下さいね♪プリンちゃと遊んで待ってます (2016年3月30日 16時) (レス) id: a73de86883 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - かえでさん» 羽美さん!はい、かえでさん。笑 友達申請許可させていただきました。ありがとうございます。じゃ、かえでさん!最後までお付き合いください!リクエスト等ありましたらガンガンくださいね!笑 (2016年3月28日 11時) (レス) id: f50f5dce67 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - かえで(旧羽美)です。前の携帯が壊れちゃってログイン出来なくなりました(・_・;)これからは、こっちのアカウントで瑠璃さんの小説を読んだりしていきます笑友達申請させていただいたので是非お願いします。これからも更新頑張ってください! (2016年3月28日 11時) (レス) id: 01163ed76e (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - fumiさん» いつもありがとうございます!100人…想像もしてなかったです。笑 春休みは野球のおかげで充実してます。朝まで起きてるとお肌によくないですよ。笑 よかったです、中島さんの良さに気付いてくれて。笑 …冗談ですよ? (2016年3月28日 10時) (レス) id: f50f5dce67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠璃 | 作成日時:2016年3月8日 17時