公安エースが幼児化？！

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降谷をもう1度布団に寝かせ、目元に溜まった涙を拭う。

『降谷の前から居なくなるわけないよ。何があってもね。皆の分まで一緒に居るって約束したんだから。』

そう言い頭を撫でながら警察学校時代から仲の良かった亡き友たちを思い出す。

あいつらが今の降谷見たらすっごい慌てたり笑ったりで騒がしいんだろうなぁ。

とあいつらの反応が想像でき、思わず笑みがこぼれた。


それから皆で明日やる事を決め、必要なものをまとめてから上司に声をかけに行った。

上司に連れられ移動した部屋は仮眠室よりも広く、人通りも少ないので多少声を出しても問題なさそうだ。
移動を終え部下2人を一旦帰宅させ、残りの部下2人は部屋の中で降谷の監視と睡眠を交代で取らせた。
私と風見は部屋の前で見張りだ。
いくら人通りが少ないといっても全く通らないとは限らない為、対策するに越したことはないか、と2人で見張りをすることに。
黙ってても暇なので今日一日を振り返って思った降谷のことを風見に話してみた。


『風見ー。降谷って意外と泣き虫だったんだね。あと、ぐずりやすい。』


風「それは思いました。可愛いですけどね。」


今日の出来事を思い出したのか、ふふっと風見が笑う。


『それにあの年齢の子ってあんまり何も分かってないと思ってたから何も言わず皆で部屋出たけどちゃんと分かってるんだね。そっちも意外だったわ。』


風「本当ですね。私もあそこまで泣いてるなんて思ってませんでした。軽くぐずってる程度かと。
それにしても泣くほど懐いてくれてたなんて嬉しすぎてこっちも泣きそうですよ。」


『風見今お父さんみたいな顔つきになってる。』


風「気分はお父さんですよ。」


そう言った後、2人で顔を見合わせて笑った。

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