・ ページ16
さっきからヘチャンくんの歩くスピードが速い。
でも手を繋がれているから足の長さが違う私は小走りになる。
……体力の限界。
『へ、ヘチャンくん、速、速い、』
HC｢っあ、ごめん！ごめんね、Aちゃん！大丈夫！？｣
『だ、だいじょぶ………』
焦って止まってくれたヘチャンくんにお礼を言いながら息を整える。
『……なんか、あった？』
止まってからもボーッとしてるから、思いきって聞いてみると、ヘチャンくんは1つ、ため息を漏らした。
HC｢……ごめん、余裕無くて。｣
『うん、』
HC｢さっき、頭。｣
私の頭に手を置きながらそれだけ言ったヘチャンくんはどことなく苦しそう。
…頭。頭？？
あ、ジェミンくんに撫でられたこと……？
………なんて、私の脳みそは都合よくヘチャンくんが嫉妬してくれたんじゃないか、なんて考える。
『も、もしかして、ジェミンくん、』
HC｢…あんま名前呼ばないで。〜〜っ、俺めっちゃかっこ悪い！！！！｣
言葉を遮られたと思ったらヘチャンくんは手を握りながらその場にしゃがみ込んだ。
『ヘチャンくん、！？』
HC｢あ〜〜…ほんと。…………実は、めちゃくちゃ嫉妬した。｣
自然と下からヘチャンくんが覗き込む形になり、なかなか見ない上目遣いに胸がドキドキする。
HC｢今まで、カッコつけて何も言わなかったけど、教室でジェミニと距離近いし、楽しそうだし、俺の事見てくれないし……｣
こんな形で初めて聞くヘチャンくんの本音。
…なんだ、ヘチャンくんも同じだったんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 919人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
✰︎ - こんにちは〜‼️リクエスト失礼します♪チソンくんがオッパしてる所を見たいです😭年下彼女を溺愛、萌える😽😽😹 (2023年3月28日 0時) (
レス) id: 39cdc3d967 (このIDを非表示/違反報告)
ao_314(プロフ) - ありがとうございました！めっちゃ好みすぎてやばかったです…‼︎また、リクエストさせていただきますね (2023年3月27日 18時) (レス) @page21 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
くる(プロフ) - チョンロの見たいです！ (2023年3月26日 22時) (レス) @page17 id: 5cec4e5927 (このIDを非表示/違反報告)
ao_314(プロフ) - リクエストしたいのですが、チョンロで束縛してなさそうでしてるみたいな感じのをお願いしたいです！説明下手ですみません (2023年3月26日 20時) (レス) @page17 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ごろ | 作成日時：2023年3月19日 21時
